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カネロ S・ミドル級4団体ベルト守る ムンギアからダウン奪い3-0判定勝ち

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 ラスベガスのT-モバイル・アリーナで4日(日本時間5日)行われたS・ミドル級4団体統一タイトルマッチは、統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真)が挑戦者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に3-0判定勝ち。4団体統一王座は4度目の防衛に成功した。

カネロは技術で上回った

 予想で6-1不利オッズだったムンギアが左ジャブを口火に出だしから仕掛け、左フックを決める。先制したムンギアは3回終盤にも左右コンビネーションで畳みかけ序盤リードする。

 しかし4回、距離を詰めたカネロは右アッパーで効かせてムンギアをキャンパスに落下させる。ペースを引き寄せた統一王者は中盤、左を上下に浴びせ、右ボディーなどで優勢に進める。ムンギアも懸命にパンチを返すが序盤のような勢いはなく、カネロにかわされる場面が多い。

 9回、反撃の兆しを見せたムンギアにカネロは10回、アッパー系のパンチを見舞って再び有利に展開。カネロの右強打をまともに食らったムンギアだがダメージはなし。終盤もムンギアのアタックをディフェンスワークで凌いだカネロが断続的にヒットを奪いゴールテープを切った。

カネロは4回、アッパーでダウンを奪った

 スコアカードは115-112、116-111、117-110でカネロの手が上がった。カネロ(33)は61勝39KO2敗2分。初黒星のムンギア(27)は43勝34KO1敗。

 試合後カネロは「勝利に満足している。ムンギアは手数が多かったけど私には経験がある。(序盤リードを許したけど)我慢強く対処した。リマッチは必要ない。年齢は関係ない。まだまだやれる。いろいろな批判に対しては自分の仕事をするだけだ。明日は(趣味の)ゴルフをプレーしたい」と笑顔で語った。

 イベントのセミ格で行われたWBAウェルター級暫定王座タイトルマッチは、暫定王者マリオ・バリオス(米)が挑戦者ファビアン・マイダナ(アルゼンチン)から3回にダウンを奪って3-0判定勝ち。スコアは3ジャッジ一致の116-111でバリオス。バリオスは29勝18KO2敗。マイダナは22勝16KO3敗。Photos by SUMIO YAMADA


あす東京ドーム4大世界タイトルマッチ 14時から当日券販売

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 あす6日、東京ドームで開催される「Prime Video Presents Live Boxing 8」の当日券があす6日14時から販売される。チケット売り場は東京ドーム22番ゲート付近。残りわずか。

■5.6東京ドーム「Prime Video Presents Live Boxing 8」(17時前後にライブ配信スタート)

◇WBA&WBC&IBF&WBO世界S・バンタム級タイトルマッチ
王者 井上尚弥(大橋)×挑戦者 ルイス・ネリ(メキシコ)

◇WBO世界バンタム級タイトルマッチ
王者 ジェーソン・モロニー(豪)×挑戦者 武居由樹(大橋)

◇WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王者 井上拓真(大橋)×挑戦者 石田匠(井岡)

◇WBA世界フライ級タイトルマッチ
王者 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)×挑戦者 桑原拓(大橋)

◇S・バンタム級8回戦
TJ・ドヘニー(アイルランド=豪)×ブリル・バヨゴス(フィリピン)

IBFバンタム級王座獲得の西田凌佑 勇気と根性の新チャンピオン「今はボクシングを忘れたい」

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 不利の予想を覆し、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に快勝してIBF世界バンタム級新王者に就いた西田凌佑(六島)が試合から一夜明けた5日、大阪市住吉区の所属ジムで会見。「うれしいという気持ちと、応援していただいた人、枝川会長、武市晃輔トレーナーに感謝の気持ちでいっぱいです」と激戦で腫れあがった顔をほころばせた。

左から枝川会長、西田、武市トレーナー

 昨夜は試合後に会長、ジムのメンバーと焼き肉の祝勝会。帰宅して近大ボクシング部同期の妻沙捺さん、3月27日に誕生した長女莉奈ちゃんと親子水入らずの時間を過ごし、莉奈ちゃんの夜泣きもあって眠りについたのは午前5時ごろだったそうだ。

 勝利の要因にとして西田は武市トレーナーと練習してきたことがその通り出せたことをあげた。武市トレーナーは「勇気と根性があった。チャンピオンに恐れず前に出て、根負けせずに、相手の心を打ち砕いた」と西田の頑張りをたたえた。

 枝川会長は「ジム初の世界王者の名城信男もそうだったが、気持ちの強さを出してくれた」と目を細めた。西田は65キロあった体重を53.5キロのバンタム級リミットに絞り切った。

「減量が厳しく、ウエートオーバーするのではないかとハラハラした。前日500グラム・オーバー。普通なら眠れないところを西田はよく寝て、朝6時に代謝で落ちていた。あとはリカバリーで、奥さんが作ったおじやを味わい、弁当も食べていた。特異体質なんだろうな」と枝川会長は振り返った。

 西田は「いままで避けていたフライ物、カップラーメン、ポテトチップ、ジュースを思う存分味わいたい」と一息つき、今後については「ずっとロドリゲスのことばかり考えていたので、今はボクシングを忘れたい」と語り、「新婚旅行をしていないので、韓国か九州を旅してみたい」と心身のリフレッシュに全力を注ぐ構えだ。

Nery clears official weigh-in for May 6 fight at Tokyo Dome

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  The World Boxing Council’s top-ranked super bantamweight Luis Nery of Mexico tipped the scales at 54. 8 kg (121 lbs), some 500 grams under the super bantamweight limit in the official weigh-in held at a Tokyo hotel on May 5, setting the stage for his challenge to undisputed world super bantamweight champion Naoya ‘’The Monster’’ Inoue of Ohashi Boxing Gym for the latter’s titles on May 6 at Tokyo Dome.

Inoue (L) to clash with Nery tomorrow

  A lot of attention was focused on Nery’s weight as he previously failed to meet his weight limit in his challenge to then WBC bantamweight champion Shinsuke Yamanaka of Teiken Boxing Gym for the latter’s title in March 2018. Though Nery stopped Yamanaka in the second round, the title was left vacant in accordance with relevant regulations.

  Inoue weighed in at 55.2 kg (121.75 lbs). The super bantamweight limit is 55.34 kg (122 lbs).

  The left-handed Nery, 29, has 35 wins, including 27 knockouts, against a loss. For his part, the 31-year-old Inoue has 26 straight wins, 23 by KO.

 The Inoue-Nery fight will serve as the main event of four world title fights at the dome dubbed ‘’Prime Video Presents Live Boxing 8’’.

  It will be the first time that a boxing event will be held at the dome since the world heavyweight championship fight between Mike Tyson and James ‘’Buster’’ Douglas, both of the United States, in February 1990.

ユーリ阿久井政悟が大差判定でWBAフライ級王座V1 桑原拓を返り討ち

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 5.6東京ドーム「Prime Video Presents Live Boxing 8」の4大世界タイトルマッチは、WBAフライ級タイトルマッチで幕を開け、王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が挑戦者3位の桑原拓(大橋)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは117-111×2、118-110。

 1月に岡山ジム初の世界王者に輝いた阿久井が元東洋太平洋王者の桑原を迎えた。両者は21年7月に対戦、日本王者だった阿久井が桑原に10回TKO勝ち。阿久井の返り討ちか、桑原のリベンジか、運命のゴングが東京ドームで鳴った。

 阿久井がプレスをかけてジャブ、右ストレートで桑原に迫る。スピードが自慢の桑原は脚を使いながら左フックをリターン。機を見てワンツーも打ち込んだ。これをしっかりブロックする阿久井は2回、さらにプレスをかけて右をヒット、桑原は足の動きが鈍ってくる。阿久井はさらに右を打ち込み、ペースを引き寄せにかかった。

 阿久井はバランスがいい。桑原は3回、脚を使いながら手数を増やす。左フック、左ボディを打ち込んでいくが、阿久井はこれをしのぎながら前に出て、ジャブと右をコツコツと当てていく。桑原は阿久井に決定打こそ許さないものの、攻め手が見つからず、前半は阿久井ペースだ。

 6回、阿久井が攻勢を強め、ワンツー、左ボディで桑原に迫る。桑原も気迫でコンビネーションを繰り出してボディ打ち、右をヒット。しかし阿久井の優勢は変わらず、7回も右を軸に攻め続けた。阿久井は8回に右ストレートをクリーンヒット。下がる桑原は苦しい。

 終盤に入っても、阿久井が追いかけ続ける展開は変わらない。桑原は11回、連打で会場を沸かせるが、直後にジャブ、右ストレートをもらってしまった。最終回も形勢は変わらず終了のゴングが鳴った。

 阿久井は20勝11KO2敗1分。勝てば日本ボクシング100人目の世界王者だった桑原は13勝8KO2敗。

阿久井の話「まず東京ドームで試合をくんでくれたスタッフのみなさん、ありがとうござます。チーム、家族に感謝したい。久々の対決で、(桑原は)やっぱり強くなってました。1ラウンドに効いたパンチがあって危ないと思った。だけど今日は僕の日でした。会長が『娘が応援してるぞ!』と鼓舞してくれた。また次もがんばります」

◇S・バンタム級8回戦
TJ・ドヘニー(豪/アイルランド)[TKO4回2分51秒]ブリル・バヨゴス(比)

 元IBF・S・バンタム級王者で現WBO3位のサウスポー、ドヘニーがフィリピン同級13位バヨゴスと対戦。ドヘニーがプレスをかけ、上背で勝るバヨゴスが迎え撃つ構図となった。

 前掛かりのドヘニーはやや空回りでクリンチされてしまうシーンが多い。3回、バヨゴスが左フックを決めるが、ドヘニーは構わず前に出て最初のダウンを奪うと、さらに左ボディで2度目を追加した。

 ここからバヨゴスは粘ったが、ドヘニーはパワフルに前に出続け、4回に左アッパーから右フックでバヨゴスを沈めた。ドヘニーは26勝20KO4敗。今回はメインカードのリザーブとしてイベントに出場していた。バヨゴスは7勝2KO1敗1分。

井上拓真がWBAバンタム級王座守る 石田匠はダウン奪うも及ばず

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 WBAバンタム級タイトルマッチが6日、東京ドームで行われ、王者の井上拓真(大橋)が挑戦者1位の石田匠(井岡)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは118-109×2、116-111。

 兄弟初の同時防衛を狙う拓真に、およそ6年半ぶり2度目の世界タイトルマッチを迎えた石田が挑んだ。前回のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)戦でひと皮向け、進境著しい拓真と、この一戦にボクシング人生をかける石田との激突だ。

 長身の石田が得意のジャブを差し、拓真が絶妙にそれを外していく。2分すぎ、拓真がジャブを出すタイミングで、石田のジャブを出すと、これがカウンターとなって拓真のアゴをとらえ、拓真がダウンする波乱の幕開けとなった。

 拓真はこれで慌てなかった。ジャブを軸に冷静に立て直し、3回には距離を詰めて右アッパー、左ボディで石田に迫る。4回も近距離の攻防。石田は受けた立つが、拓真の右が何度か石田の顔面をとらえた。

 石田は距離を取らず、前に出ての戦いだ。時折いいジャブを放つものの、なかなか右にはつなげられない。拓真はジャブからワンツー、いきなりの左フックなど多彩なパンチを繰り出すが、ヒットのあとが続かない。石田はスピードのある拓真にパンチを打ち込めず、拓真が優勢ながら膠着した展開が中盤は続いた。

 石田は9回、プレスを強めた。ディフェンスのいい拓真を崩すことができないが、最後に右を一発当てた。10回、両者は足を止めて打ち合う。拓真の右アッパーを軸に有効打を重ねるが、石田も気迫で手を出した。

 11回も拓真が右を巧打するが、石田は被弾しながらも向かっていく姿勢を崩さない。それでも互いに決定打は生まれず、終了のゴングが鳴った。
 
 拓真は20勝5KO1敗。石田は34勝17KO4敗。

 拓真は勝利者インタビューで「想像以上のジャブがやりづらく、苦戦はしましたけど、唯一の収穫は競り勝てたことです。こんな内容では統一戦とか言ってられない。課題をクリアして強いチャンピオンになりたい」と話した。

武居由樹がモロニーに大差勝ちで世界王者に バンタム級メジャー4団体を日本選手独占

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 5.6東京ドームのセミでWBOバンタム級タイトルマッチが行われ、挑戦者5位の武居由樹(大橋)が王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)に3-0判定勝ち。世界初挑戦でタイトルを獲得した。スコアは116-111×2、117-110。モロニーは2度目の防衛に失敗した。

 モロニーは20年10月、バンタム級2団体王者だった井上尚弥(大橋)に挑んで敗退。以来、負け知らずでWBOバンタム級王者となり、あこがれの日本で元K-1王者の新鋭、武居の挑戦を受けることになった。

 立ち上がりは武居が良かった。サウスポースタイルから力強いジャブを打ち込み、ロングレンジから踏み込んで左フックをボディに打ち込んだ。初回、左ボディをローブローと注意された武居は、2回にも同じパンチでローブローにより原点1を科せられた。それでも武居は攻めの姿勢を崩さず、左ボディストレートをモロニーに打ち込んだ。

 モロニーは武居の動きについていけない。武居は3回も左ボディ、左ストレートでモロニーに迫る。モロニーは武居のアタックを防ぐだけで精一杯という印象だ。

 劣勢のモロニーは4回、流れを変えようと、ジャブを突いて右ストレートにつなげていった。しかし武居は右アッパー、左ボディを打ち込んで流れを明け渡さない。

 モロニーがプレスをかけていき、武居は脚を動かしながらジャブ左フック、右フックの強打を打ち込んでモロニーを止める展開。モロニーは6回、強引に出てジャブ、右を決めるが、武居が終盤に左ボディ、右フックを決めた。

 後半入り、モロニーはペースを上げて武居を追いかけた。8回、ようやくモロニーはワンツーをヒット。モロニーの追い上げが始まったが、武居はよく対処した。脚を使いながらジャブ、左ストレート、右フックを打ち込み、モロニーの思うようにはさせない。

 10回は武居が左ボディを立て続けに打ち込んだ。モロニーの勢いが落ちてきたか。それでも最終回は前に出て武居を追い込んだが、武居はピンチを乗り越えてゴールテープを切った。

 武居は判定を聞いて涙を流した。9勝8KO。モロニーは27勝19KO3敗。これによりバンタム級はWBAが井上拓真(大橋)、WBCが中谷潤人(M.T)、IBFが西田凌佑(六島)、WBOが武居由樹(大橋)と4団体を日本人選手が独占した。

井上尚弥がネリを6回TKO 初回にダウン喫す“サプライズ” 東京ドーム興行締める

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 S・バンタム級4団体統一戦が6日、東京ドーム「Prime Video Presents Live Boxing 8」のメインイベントで行われ、統一王者の井上尚弥(大橋)が元2階級制覇王者の挑戦者、WBC1位ルイス・ネリ(メキシコ)とのダウン応酬を6回1分22秒TKOで制した。井上はWBCとWBOは2度目、WBAとIBFは初防衛に成功。

 パウンド・フォー・パウンド・ランキング1位、2階級での4階級制覇と偉業を達成し続ける井上が、マイク・タイソン×ジェームス・ダグラス以来、34年ぶりに東京ドーム興行のメインを張った。挑戦者のネリは18年3月、山中慎介とのリマッチで計量失格、日本ファンから憎悪されており、申し分のないヒール役としてリングに上がった。

 試合は初回から大波乱。先に倒れたのが誰あろう、井上だったからだ。距離が縮まった際に左アッパーを差し込んだ直後、ネリの左オーバーハンドを浴びて井上がダウン。モンスターのプロキャリア初のダウンにドームが騒然とした。

 キャンバスの井上に動揺は伺えなかった。クリンチでネリの追撃をしのぐと、右アッパーなどで反撃。ダメージを回復させ、ラウンド終盤には笑顔を見せていた。

 まさかのスタートとなった試合だが、2回、今度はネリが倒れる。ネリの左フックをしっかりスウェーで外し始めた井上は、左フックを外しざまに左フックを合わせ、ネリをダウン。場内が一気に沸き返った。

 その後井上は脚やスウェーバックでネリの攻撃を外しつつ、鋭い左ジャブ、右ストレートをヒットしていく。鼻っ柱を赤くしたネリも左手フックから狙っていくが、5回、井上はロープを背負いつつ左のショートフックを打ち返し、再びネリをキャンバスに送った。

 KO負けのピンチに立たされたネリは、腰砕けになりながらも強打を振って頑張る。しかし続く6回、井上のスピードに付いていけないネリは被弾でグラグラとなり、最後は強烈な右を叩き込まれるとロープを背に3度目のダウン。主審が試合を止めた。

 割れんばかりの喚声の中、井上は試合後、リング上で「ドームのメインのプレッシャーはあったが、皆さんの応援がパワーになりました」とファンに感謝を述べた。初回のびっくりシーンについては「1R目のサプライズ、たまにはいかがでしたでしょうか⁉︎」とちゃめっ気をのぞかせた。ダウンによって井上は「ボクサーなのでそういうシーンは燃え上がります。ハイテンションで戦っていた」と振り返った。「普段のイメトレがここで生きた」とも。

 そしてリングインタビュー中には、IBF1位のサム・グッドマン(豪州)がリングに上がり、井上「9月ごろ、グッドマン選手と防衛戦ができるように交渉をしていきたいと思います」と”次戦発表”。これに会場が再びどよめいた。

 31歳の井上は27勝24KO。29歳のネリは35勝27KO2敗。21年5月、ブランドン・フィゲロア(米)とのS・バンタム級2団体統一戦に敗れて以来の敗北となった。


ネリ撃破の井上尚弥「重圧あったかもしれない」 次戦は9月サム・グッドマンと

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 S・バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が6日、東京ドームで挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちでベルトを守った。試合後、記者会見した井上は「1ラウンド目にダウンを喫しましたが、最終的にKOで勝つことができたので、自分の中でひとつのいいキャリアを気づけたと思う」と話し始めた。

 初回のダウンを「1ラウンド目ということで軌道が読めなかった。ダメージはさほどなかった」と振り返り、「2ラウンド目からポイントを計算していこうと。そこは冷静にできました」と立て直した経緯を説明した。2回にダウンを奪い返して「チャラにできた。気持ちをリセットできた」と語った。

 やはり東京ドーム興行ということで「振り返るとプレッシャー、重圧があったと思う。入場したときに舞い上がっていたわけではないけど、ちょっと浮き足だっていたというか、そういう感じだったのかな」といつもと違っていたことも明かした。

 次戦は9月、IBF指名挑戦者サム・グッドマン(オーストラリア)と対戦予定であることも明かし、「次戦にむけてしっかりやっていきたい」と話した。

Ex-K-1 titlist Takei decisions Moloney, wins WBO bantamweight title

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  Fifth-ranked challenger Yoshiki Takei of Ohashi Boxing Gym pounded out a unanimous decision over World Boxing Organization bantamweight champion Jason Moloney of Australia to wrest the title as the chief supporting card of the four world titles matches called ‘’Prime Video Presents Live Boxing 8’’ in Tokyo.

  After the 12-round fight at Tokyo Dome, two of the three judges scored the fight 116-111 and the third judge had it 117-111, all in favor of the 27-year-old Takei, the winner of a former K-1 super bantamweight grand prix.

  With Takei’s win, all the bantamweight titles of the world’s four major sanctioning bodies were occupied by Japanese.

  With the defeat, the 33-year-old Moloney failed in his second defense of the title he won two years ago.

  While there were no knockdowns in the fight, it was the left-handed Takei who took control of the fight from the beginning by sticking out right jabs and left hooks to the body.

  Though Takei was deducted a point in the second round due to his low blows, he continued to work Moloney’s body and piled up points.

  While Moloney, aware he is behind on points, pressed forward in the final round with left and right hooks to the head and slightly staggered Takei, it was too late.

  After the fight, Takei said, ‘’It was hard for me to fight 12 rounds. I really wanted to earn a knockout victory. But Moloney did not allow me to do that because he was strong.’’ It was the undefeated Take’s first decision victory.

  With the win, Takei extended his unbeaten streak to nine, eight by KO, while Moloney sagged to a 27-3 win-loss tally with 19 KOs.

WBA flyweight champ Akui retains title by decisioning Kuwahara on May 6

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  World Boxing Association flyweight champion Seigo ‘’Yuri’’ Akui of Kurashiki Moriyasu Boxing Gym hammered out a unanimous decision over third-ranked Taku Kuwahara of Ohashi Boxing Gym to retain his title on May 6 in Tokyo.

  The fight served as the first of the four world championship fights dubbed ‘’Prime Video Presents Live Boxing 8’’ at Tokyo Dome.

  After the 12-round fight, two of the three judges scored the fight 117-111, respectively for Akui and the other judge saw it 118-110, also for Akui. There were no knockdowns in the fight.

  It was the 28-year-old Akui’s first successful defense of the title he won from Artem Dalakian of Ukaraine this past January.

  Akui also rejected Kuwahara’s another shot at Akui as he stopped Kuwahara in the 10th and the final round to retain his then Japanese flyweight crown in July 2021.

  The 29-year-old Kuwahara moved side to side while throwing left hooks. But the tight-guarded Akui countered him by throwing left jabs and straight rights and continued to press forward.

  This pattern of boxing continued the rest of the way.

After the fight, Akui said, ‘’I want to express my appreciation to my family members and team Akui. The Kuwahara today was stronger than the Kuwahara before. But it was my day. I will also do my best in my next fight.’’

With the win, Akui improved his record to 20 wins, including 11 knockouts, against two losses and a draw, while Kuwahara fell to a 13-2 win-loss tally with eight KOs.

WBA bantamweight champ Takuma Inoue retains title despite suffering 1st-round knockdown

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  World Boxing Association bantamweight champion Takuma Inoue of Ohashi Boxing Gym, coming back from the first-round knockdown, pounded out a 12-roudn unanimous decision over top-ranked Sho Ishida of Ioka Boxing Gym on May 6 at Tokyo Dome.

  It was the 28-year-old Inoue’s second successful defense of the title he captured in April last year.

  Inoue, a younger brother of Naoya Inoue, defended his title within a short span of time as he retained the title for the first time by knocking out Jerwin Ancajas of the Philippines on Feb. 24.

  Two of the three judges had it 117-111, respectively, while the third judge scored the fight 118-110, all in favor of Inoue.

  But Inoue got off to a bad start as he was sent to the canvas with his taller opponent’s long left jab to the head in the first round. But Inoue stood up quickly to beat the referee’s count.

  Inoue began to get inside and landed right uppercuts and left hooks to the body to pile up points.

  While the 32-year-old Ishida also stuck out left jabs, he failed to land his right-hand punches well, which cost him the rounds. In the following rounds, neither boxer was able to land decisive blows.

  After the fight, Inoue said, ‘’Mr. Ishida’s jabs were stronger than I had expected. I was able to win the tight game. That was the only harvest for me today.’’

  With the win, Inoue improved his record to 20 wins, including five knockouts, against a loss, while Ishida impaired to a 34-4 win-loss record with 17 KOs.

  The fight was one of the four world title fights at the dome, in which Naoya Inoue earned a devastating technical knockout win over the World Boxing Council’s top-ranked challenger Luis Nery of Mexico as the main event.

‘Monster’ Inoue retains undisputed world super bantamweight titles by stopping Nery in 6

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Undisputed world super bantamweight champion Naoya ‘’Monster’’ Inoue of Ohashi Boxing Gym, overcoming the opening-round knockdown, stopped the World Boxing Council’s top-ranked super bantamweight Luis Nery of Mexico in the sixth round to retain his titles at Tokyo Dome on May 6.

The technical knockout of the scheduled 12-rounder before some 40,000 fans at the dome came 1 minute and 22 seconds into the round when the 31-year-old Inoue sent his 29-year-old opponent down into the ropes by landing a hard straight right to the head, and the referee called off the fight without bothering to the count.

It was Inoue’s second defense of the titles of both the WBC and the World Boxing Organization and his first of the World Boxing Association and the International Boxing Federation.

Inoue was floored in the first round with the left-handed Nery’s overhand left hook to the head, his first knockdown in his professional career, although Inoue stood up and took a mandatory eight count calmly.

In the second round, Inoue dropped Nery with a left hook to the head. Nery, nicknamed Pantera (panther), stood up quickly to beat the referee’s count and resumed fighting.

Inoue fended off Nery’s attack in the third and fourth rounds while landing straight rights to the head and body.

In the fifth round, Inoue connected with a short but crisp left hook to the head, sending Nery to the canvas. But the tenacious Mexican struggled to his feet at the count of nine, which set the stage for Inoue’s devastating TKO win in the following round.

After the fight, Inoue said from the ring, ‘’I was excited and was able to take care of my (first) knockdown calmly thanks to my usual image training. Though I suffered a knockdown, it was good experience once in a while.’’

With the victory, Inoue extended his unbeaten streak to 27, including 24 KOs. For his part, Nery, a former two-weight world champion, fell to a 35-2 win-loss tally with 27 KOs.

When IBF’s top-ranked super bantamweight Sam Goodman of Australia suddenly climbed through the ropes, Inoue said, ‘’I want to defend my title against Mr. Goodman around this September.’’

A lot of attention was focused on the Inoue-Nery fight as Nery previously failed to meet his weight limit in his challenge to then WBC bantamweight champion Shinsuke Yamanaka of Teiken Boxing Gym for the latter’s title in March 2018. Though Nery stopped Yamanaka in the second round, the title was left vacant in accordance with relevant regulations.

It was the first time that a boxing event had been held at the dome since the world heavyweight championship fight between Mike Tyson and James ‘’Buster’’ Douglas, both of the United States, in February 1990.

井上尚弥が一夜明け会見「4万人が満足してくれたと思う」 真吾トレーナー「オレは大変だよ」

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 5.6東京ドーム決戦から一夜明けた7日、ベルトを守ったS・バンタム級4団体統一王者の井上尚弥、WBAバンタム級王者の井上拓真、WBOバンタム級王座に就いた武居由樹が横浜市内の大橋ジムで記者会見を開いた。

大橋ジムの世界王者、左から井上拓真、井上尚弥、武居

 ルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした尚弥は「映像を見直して満足のいく内容というか、(初回のダウンで)陣営の方々はヒヤヒヤしたと思いますけど、ああいう試合は昨日来てくれた4万人のお客さん、すべての方が満足して帰っていただけたと思う」と納得の表情を見せた。

 2019年11月、井上兄弟はダブル世界戦に出場したものの、このときは尚弥がノニト・ドネア(フィリピン)に勝利したものの、拓真はノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に敗れた。

 拓真は「5年前は負けて、いいバトンを渡せなかった。今回は1ラウンドにダウンして、5年前と一緒じゃ終われないという気持ちで、そこから冷静に組み立て直していいバトンを渡すことができた。ナオも勝ってくれたので最高の結果です」とこちらは結果を残せてホッとした表情だ。

 とはいえ兄弟そろって初回にダウンは当事者たちも驚きだったようで、尚弥が「拓真がダウンしたときは、バンデージを巻きながら『何やってんだ』とか言ってた」と明かすと、父の真吾トレーナーがすかさず「て、思ってたじゃん。オレなんかもう大変だよ。うそでしょみたいな。ビックリよ」と突っ込み、拓真は「ナオの初ダウンは心臓が止まるんじゃないかくらいで、自分も焦っちゃいましたね」と打ち明けた。

 今後に向け、尚弥は「大橋ボクシングジム30周年という年に東京ドームでやれたのは、大橋ジムとしても井上尚弥としても集大成ではなく、今後のキャリアを加速させる一戦だと思うので、ここからまだまだ熱い試合をしていきたい」と決意表明。拓真は「(バンタム級の4団体王者が)全員日本人ということでこれから面白くなると思いますし、どんどん強くなって井上拓真という存在を証明していきたい」と言葉に力をこめた。

 大橋会長によると、尚弥が9月にIBF&WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)と防衛戦を行うのはほぼ決まり。場所は発表されておらず、このイベントに拓真や武居が出場するかは決まっていないという。

WBOバンタム級新王者の武居由樹「まだまだ成長できる」 勝因はワンツーの習得

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 WBOバンタム級新チャンピオンに輝いた武居由樹(大橋)は試合から一夜明けた7日、横浜市内のジムで井上尚弥。拓真兄弟とともに記者会見に参加し、勝利の喜びを語った。

 思い切りのいいボクシングで序盤からジェーソン・モロニー(オーストラリア)を圧倒。終盤に王者の追い上げを食らい、最終回にはスタミナ切れからあわや逆転負けというピンチを迎えたが、しのぎ切って勝利を手にしたのはさすがだった。

 戦前、武居が勝つならKO、判定ならモロニーという予想が多かったが、蓋をあけてみれば武居がポイントを集めての判定勝ち。武居は「判定で勝てるとはまったく想像していなくてどっかで一発当てて勝つというイメージだったんですけど、自分の当てたいパンチをなかなか当てさせてくれなかったマロニー選手のテクニックがすごかったという感じですかね」と説明。

 八重樫東トレーナーは「試合が決まってから昨日までの日々の成長で、判定でもポイントを取れるボクシングになったんじゃないかなと思います。何よりワンツーが打てるようになった。それが彼の成長なんですよ。だからその成長のおかげでポイントも取れたし、勝つこともできたと思います」と解説した。

 元K-1王者からボクシングに飛び込み、8戦全KO勝利をマークしながら、ここまでの道のりは決して楽ではなかった。試合4週間前には尚弥と10ラウンドのスパーリングを行い、「格闘技人生で一番ボコボコにされた」(武居)という経験も試合にいきたようだ。

 武居が日本勢100人目の世界王者となり、バンタム級は日本勢が主要4団体の王座を独占するという非常事態となった。ただ、大橋秀行会長によると、統一戦の話は「いまのところまったく出ていない」とのこと。現時点ではそれぞれの王者が防衛戦を重ねることになりそうだ。


告知 5.12テレビ朝日「密着×モンスター井上尚弥~伝説の750日~」

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 テレビ朝日で12日午後1時55分から「密着×モンスター井上尚弥~伝説の750日~」が放送される。
https://www.tv-asahi.co.jp/inouenaoya_monster/

Ⓒテレビ朝日

 番組は2022年6月のノニト・ドネア(フィリピン)戦の前から井上に密着。6日、東京ドームで行われたルイス・ネリ(メキシコ)とのS・バンタム級4団体統一戦までを追いかけたドキュメンタリー。

告知 井上尚弥の額装ピンズセット 予約申し込み開始

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 株式会社エンスカイは7日、S・バンタム級4団体統一王者、井上尚弥(大橋)の偉業を記念した「井上尚弥 THE PATH TO UNDISPUTED CHAMPION 額装ピンズセット」の予約申込みを開始した。申し込みは郵便局のネットショップから。
https://x.gd/XEh5S

6日の試合から

 試合写真は世界的ボクシングカメラマンの福田直樹氏の写真を使用。6日の東京ドーム決戦、ルイス・ネリとの試合を含め11の名シーンをパズル式のピンバッジに収めた。

 4本のチャンピオンベルトとの撮影はファッション誌をはじめ幅広い分野で活躍中のフォトグラファー、伊藤彰紀氏が担当した。

 井上の直筆サイン入りプレミアム版は限定100個となっている。プレミアム版は19万8000円、通常版は6万6000円(税込・送料別)。

クルーザー級王者ミカエリアン 6.7米フロリダでV1戦 キング氏の興行

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 WBCクルーザー級王者ノエル・ゲボル・ミカエリアン(アルメニア/米)が6月7日、米フロリダ州フォートローダーデールのセミノール・ハードロック&カジノで1位ライアン・ロジッキー(カナダ)を相手に防衛戦に臨むことになった。8日、主催のドン・キング・プロモーションズが正式に発表した。

 ミカエリアン(27勝12KO2敗=33)は昨年11月、同じフロリダのマイアミで元王者イルンガ・マカブ(コンゴ民主共和国)に3回TKO勝ちで戴冠。今回が初防衛戦になる。以前はドイツを拠点にしていたが現在はマイアミに居住しながらキャリアを進める。ノエルは最近ではノライルとも表記される。

 ロジッキー(20勝19KO1敗=29)は2度目の世界アタック。21年10月、オスカル・リバス(コロンビア/カナダ)とWBCブリッジャー級初代王座決定戦を行い判定負けで初黒星。しかしその後7連勝6KOと波に乗っている。

 当初、同日は元4階級制覇王者の“悪童”エイドリアン・ブローナー(米)が出場予定だったがプレスリリースに名前がなく、セミ格ではWBAミドル級5位イアン・グリーン(米)がロイ・バーリンガー(米)と対戦。またWBA・L・ヘビー級11位アーメド・エルビアリ(エジプト)が世界挑戦歴のあるロアメール・アレクシス・アングロ(コロンビア)とNABA同級王座の防衛戦を行う。

 イベントの発表にあたり、キング氏は「ホセは常にボクシング界の先頭を切り、このスポーツを牽引した。彼のスピリットを受け継いで行きたい」と生前、交流が深かった前WBC会長ホセ・スライマン氏に敬意を表した。

東京ドームの熱を後楽園ホールへ 5.16佐々木尽がウェルター級2冠戦

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「ドコモPresents Lemino BOXING フェニックスバトル116」が16日、後楽園ホールで開催される。4万3000人が集まった6日の東京ドーム後、国内で開催される初のタイトルマッチはWBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(八王子中屋)がメインを張る。

 WBO4位を筆頭に4団体で世界ランキングに入り、日本人初のウェルター級世界王者を目指す22歳の佐々木は昨年7月、米国合宿でスパーリング中に左肩を負傷。手術による戦線離脱を余儀なくされ、今回が10ヶ月ぶりの復帰戦となる。

 対戦相手のフィリピン王者ジョー・ノイナイは元WBO-AP・S・フェザー級王者で、日本で坂晃典(仲里)、清水聡(大橋)にTKO勝ちしている実力者。試合は佐々木が保持するWBO-AP王座に加え、空位の東洋太平洋王座もかけられる。

 セミでは日本S・バンタム級ユース王者の津川龍也(ミツキ)が森岡翔大(森岡)と防衛戦。セミセミで中垣龍汰朗(大橋)がラードチャイ・チャイヤウェード(タイ)とS・フライ級8回戦を行う。

 当初予定されていた女子WBO-APミニ舞う級王者の中野真由美(中野サイトウ)とロリト麻理菜(エスペランサ)のタイトルマッチは中止となった。イベントの模様はLeminoで16日17時45分からライブ配信される。

チャーロ兄ついに無冠 テキサス州で事故起こしWBCが決断 アダメスが正規王者に昇格

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 WBCはミドル級王者ジャモール・チャーロ(米=写真)の王座をはく奪。暫定王者だったカルロス・アダメス(ドミニカ共和国)を正規王者に据えた。チャーロ(33)は21年6月を最後に、防衛戦を行っておらず、昨年11月に29ヵ月ぶりに復帰した試合はノンタイトル戦だった。

 ESPNドットコムなどによると、チャーロは6日午後、飲酒運転中に衝突事故を起こし、調べで血中アルコール濃度が制限値を超えていた。また現場に警察が到着前に姿を消し、パトカーの追跡で停車を命じられたにもかかわらず無視した容疑で逮捕された。チャーロは保釈金9500ドル(約142万円)を支払ってひとまず刑務所から釈放された。

 WBCはチャーロが逮捕された翌日の7日、王座をはく奪通達した。チャーロが長い不活動に陥ったのはメンタルヘルスの問題と言われるが、WBCの不可解とも思われるチャーロへの優遇措置にピリオドが打たれることになった。

 ベルトを継承したアダメス(23勝18KO1敗)は22年10月から暫定王者に就いていた。WBCは今後、チャーロをS・ミドル級にランクするもようだ。Photo by SUMIO YAMADA

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