Quantcast
Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
Viewing all 12747 articles
Browse latest View live

IBFバンタム級王者ロドリゲス「KOで勝ちたい」 5.4西田凌佑との初防衛戦に余裕ムード

$
0
0

 IBF世界バンタム級タイトルマッチ(4日・エディオンアリーナ大阪)で同級1位、西田凌佑(六島)の挑戦を受ける王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が1日、大阪市のKWORLD3ジムで練習を公開した。

ミット打ちを披露するロドリゲス

 4月23日に初来日したロドリゲス。集まった取材陣と握手して愛想をふりまいた。「時差ボケも解消した。減量は順調、あと4ポンド(1.8キロ)で問題はない。1月に試合が決まった後、メキシコで十分練習を積んできた」と早口で話した。

 IBF王座に2度就いているロドリゲスは、世界初挑戦の西田について「戦いのイメージはトレーナーと練習してきた。アウェーだが、特に警戒することはないし、いい試合をしてKOで勝ちたい」と余裕にあふれた受け答え。

 リングに入って、入念に準備運動。シャドーに続いて、大柄なトレーナーのパンチミットに小気味いいパンチを打ち込んだ。強打タイプではなく、切れのあるカウンターパンチャーの印象。左フック、左右アッパーには威力がありそうだった。

 サービスで亀田興毅ファウンダ―が構えるドラムミットにパンチを打ち込んだ。偵察した西田陣営の武市晃輔トレーナーは「予想した通りの素晴らしいチャンピオンだが、西田がしっかり動ければ勝負になる」と対策には自信がありそうだった。

チーム・ロドリゲス

“ソウェトのバラ”ディンガン・トベラ死す ナザロフと2戦 ライト級から5階級越えで2階級制覇

$
0
0

 南アフリカの元世界王者ディンガン・トベラ氏が先月29日、死去していたことが判明した。57歳だった。トベラ氏はヨハネスブルクのアパートで、死体で発見された。最近、体調を崩し、音信が途絶えていたという。

ナザロフ戦のトベラ氏(左)

 1986年6月プロデビュー。出身地ハウテン州ソウェトから“ソウェトのバラ”と呼ばれた。90年9月、マウリシオ・アセベス(メキシコ)にTKO勝ちでWBOライト級王座を獲得。2度防衛後、返上した。

 93年トニー・ロペス(米)とのダイレクトリマッチで判定勝ちしWBAライト級王座獲得。しかしV1戦で協栄ジムに所属したオルズベック・ナザロフ(キルギス=日本リングネーム、グッシー・ナザロフ)に判定負けで王座転落。5ヵ月後のリマッチでも判定負けし王座奪回は成らなかった。

 その後ウェルター級、ミドル級でキャリアを進め、2000年9月、WBC・S・ミドル級王者グレン・キャトリー(英)に挑み最終回に劇的なダウンを奪い2分53秒大逆転のKO勝ち。5階級越えの2階級制覇で話題となった。初防衛戦で王座を失い、奪回を目指したが失敗に終わった。

 04年、その後IBF・S・ミドル級王座に就くルシアン・ブーテ(カナダ)に4回TKO負けし現役引退を表明した。06年10月、南アフリカで行った試合がラストファイト。生涯戦績は40勝21KO14敗2分。

IBF bantamweight champ Rodriguez eyes KO win in May 4 title defense against Nishida

$
0
0

  International Boxing Federation bantamweight champion Emmanuel Rodriguez of Puerto Rico aims at a knockout victory in his title defense against top-ranked Ryosuke Nishida of Muto Boxing Gym on May 4 in Osaka as he held a public training at the city’s KWORLD3 Boxing Gym on May 1.

Rodriguez shows mitt-hitting practice

  Soft-spoken Rodriguez, who arrived in Japan on Apr. 23, told reporters, ‘’I was able to get rid of jet lag completely. My weight reduction effort has been going smoothly since I only need to lose 4 pounds (some 1.8 kg) more. I was training hard in Mexico ever since this fight was decided in this past January.’’  

The 31-year-old Rodriguez, a two-time IBF bantamweight champion, continued, ‘’I now know how to fight Nishida since I have worked out my fight plan with my trainers. While I am fighting away from home, I don’t need to worry about that. I am determined to earn a KO victory after showing a good fight.’’

  After enough warm-up exercises, Rodriguez did shadow boxing and punching-mitt hitting. He then hit a drum-mitt held by Koki Kameda, a former world champion and the head of Kameda Promotion Co.

  Nishida’s trainer Kosuke Takeichi, who watched Rodriguez’s training, said, ‘’He is a good champion as I had expected. Nishida, a southpaw, can upset him if he can move his body sufficiently.’’

  The scheduled 12-rounder will be held at EDION Arena Osaka.

  Rodriguez, who is making his first defense of the title he won by decisioning Melving Lopez of Nicaragua last August, has 22 wins, including 13 KOs, against two losses and one no decision.

  For his part, the 27-year-old Nishida, who fought as an amateur during his high school and university days, is undefeated in his eight professional bouts, one by knockout.

Team Rodriguez

井上尚弥に敗れたフルトン 6.15フェザー級進出でカムバック計画

$
0
0

 S・バンタム級の前WBC&WBO王者スティーブン・フルトン(米=写真)に復帰戦のニュース――。昨年7月、現4団体統一王者の井上尚弥(大橋)に敗れて王座陥落したフルトンが6月15日、ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでルイス・ヌニェス(ドミニカ共和国)と対戦するというもの。リング誌が報じた。

 フルトンは現在、WBAフェザー級1位にランクされており、ヌニェスは同7位。同誌は王者レイモンド・フォード(米)が6月1日の防衛戦後にタイトルを返上する見通しで、プロモーターはフルトンとヌニェスの試合をWBAフェザー級王座決定戦にしようと目論んでいるという。

 フルトンは昨年7月、東京・有明アリーナでバンタム級からクラスを上げた井上に8回TKO負け、ベルトを失うとともにプロ初黒星を喫した。

 リング誌によると、フルトンは「私は130(S・フェザー級)で復帰したかったが、126(フェザー級)でWBAタイトルを争う計画だ。それはヌニェスとのWBA王座決定戦になるだろう」とコメント。井上戦については「出したいようにパンチを出せなかった。彼は正々堂々と勝った。素晴らしいファイターで私にチャンスを与えてくれた。もっと上手く戦えたはずなので、自分自身に腹が立っているだけだ」とも話している。

 復帰にあたっては、IBFウェルター級王者ジャロン・エニス(米)の父ボジー・エニス氏をトレーナーに迎え、井上戦をともに戦ったワヒーム・ラヒード氏はトレーナーからマネジャーに。新たにチームを組み直して復活を目指す。

 ニューヨーク在住のヌニェスは19勝13KOの無敗ホープ。もしWBA王座決定戦が決まれば初の世界タイトルマッチとなる。

 イベントはPBC主催でアマゾン・プライム・ビデオが配信。メインはWBAライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)がフランク・マーティン(米)と防衛戦。ダブルヘッダーでWBC・S・ミドル級暫定王者デビッド・ベナビデス(米)とオレクサンドル・ゴズディク(ウクライナ)によるWBC・L・ヘビー級暫定王座決定戦が発表されている。

ライアン・ガルシアがドーピング違反 ヘイニー戦の勝利は無効か 本人は潔白を主張

$
0
0

 先月20日、WBC・S・ライト級王者デビン・ヘイニー(米)に判定勝利を収めた人気ボクサー、ライアン・ガルシア(米)から薬物検査で違反物質オスタリンが発見された。検査は試合前日の19日にVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)によって実施された。1日、米国の複数のメディアが伝えた。

先月20日の試合から。ガルシア(左)は体重超過だった

 ガルシア(25)は計量でS・ライト級リミット140ポンドをオーバーする143.2ポンドを計測。試合は無敗のヘイニーから3度ダウンを奪う勝利だったが、タイトル獲得の権利を失っていた。試合前のメンタル面の問題と同時に規律や節制の欠陥を指摘されていた。試合を管轄したニューヨーク州アスレチック・コミッションはVADAと協議して結論を出すと語っており、ガルシアの勝利が無効になる可能性が高い。

 ガルシアはソーシャルメディアXで、「私は誰もだましていない。けっしてステロイドを使用していないし、どこで手に入るかも知らない。私が摂っているのはサプリメントだけだ。フェイクニュースに過ぎない」と自身の無実を主張。プロモーター、ゴールデンボーイ・プロモーションズのオスカー・デラホーヤ氏も「ライアンはいろいろな声明を発信して違反物質を使用していないと言っている。我々は彼を信じている」とメディアに声明文を送った。

 ESPNドットコムによると、オスタリンは筋肉の発達を促進し、パフォーマンスを高揚させ、減量の効果もあるという。また、これまでアウトになった選手として、2016年にバドゥ・ジャック(スウェーデン)とWBC・S・ミドル級王座を争ったルシアン・ブーテ(カナダ)。そして22年にケル・ブルック(英)と対戦したアミール・カーン(英)を挙げている。

 ガルシアはBサンプル(2次サンプル)の検査を要求。対戦したヘイニーは「ボクシングには死の危険がある。これはジョークの問題ではない」と事態の解明を求めている。Photo by SUMIO YAMADA

あすIBFバンタム級タイトル戦 KO狙う王者ロドリゲス、西田凌佑は不利予想覆せるか

$
0
0

 IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(4日・エディオンアリーナ大阪メインアリーナ)の前日計量が3日、大阪市のホテル日航大阪で行われ、王者エマヌエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)は53.4キロ、挑戦者の西田凌佑(27=六島)はリミットの53.5キロでともに1回目で計量をパスした。

挑戦者の西田(左)と王者ロドリゲス

 初めて顔を合わせた2人だが、ロドリゲスは「もう少し大きい選手と想像していた」と語り、西田は「体格は大きくない印象だが、強いチャンピオンのオーラを感じた」そうだ。

 会見でロドリゲスは「メキシコの高地で練習してきた。自分のボクシングをするだけ。最終ラウンドにはいかないだろう」とKO決着に自信をのぞかせた。9戦目で世界初挑戦の西田は「この試合に備えて取り組んだことをすべて出して世界チャンピオンになります。予想は不利かもしれないが、自分を信じて応援してくれる人に信じてよかったと思わせたい」と控えめながら意欲をのぞかせた。

妻沙捺さんの必勝リカバリーおじやに笑顔の西田

 計量の後、ロドリゲスはピザを食べ、西田は近大ボクシング部同級生で元日本女子アマ王者の妻沙捺さん手作りの鶏肉と好物のキクラゲが入った塩味おじやをゆっくり味わった。大学時代からリーグ戦当日に沙捺さんが西田に手作りしており、西田の「必勝リカバリー食」だ。夜はいつも通りのうなぎかば焼きを食べることにしている。

 イベントの模様はABEMAで、13時から無料ライブ配信される。

Rodriguez, Nishida clear weigh-ins for May 4 IBF bantamweight title match

$
0
0

  Both International Boxing Federation bantamweight champion Emmanuel Rodriguez of Puerto Rico and top-ranked challenger Ryosuke Nishida of Muto Boxing Gym cleared the weigh-ins at an Osaka hotel on May 3, setting the stage for their title clash the following day at EDION Arena Osaka.

Challenger Nishida (L) and Rodriguiez

  The 31-year-old Rodriguez, who is making his first defense of the title he won by decisioning Melving Lopez of Nicaragua last August, tipped the scales at 53.4 kg, or 100 gm under the weight limit, while Nishida, 27, weighed in at the class limit of 53.5 kg.

  Rodriguez has a record of 22 wins, including 13 KOs, against two losses and one no decision, whereas the left-handed Nishida, who fought as an amateur during his high school and university days, is undefeated in his eight professional bouts, one by knockout.

Nishida eating rice gruel made by his wife

4団体統一王者カネロ あすムンギアとメキシカン対決 オッズは6-1でカネロ有利

$
0
0

 明日4日(日本時間5日)ラスベガスのT-モバイル・アリーナでゴングが鳴るS・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレスvs.挑戦者ハイメ・ムンギアのメキシコ人対決の計量が3日、同アリーナ前の東芝プラザで行われた。カネロは166.8ポンド(75.66キロ)、ムンギアは167.4(75.93キロ)をマークしリミットの168ポンドに合格した。

カネロ(左)とムンギア

 最初にハカリに乗ったムンギア(43勝34KO無敗)にはカネロに劣らぬ声援がファンから送られた。「とてもエキサイトしている。明日世界チャンピオンになる。その自信の源は調整が万全だったこととファンからエネルギーをもらったから。ビバ・メヒコ!」と叫んでステージを降りた。

 一方、2日前の最終会見で、元プロモーターで、今回ムンギアをサポートするオスカー・デラホーヤ氏を痛烈に非難し一触即発の雰囲気となったカネロ(60勝39KO2敗2分)だが、計量ではトラブルはなく1ポンド以上アンダーでクリア。「キャリアでベストなコンディションに仕上がった。試合をエンジョイしてもらいたい。ビバ・メヒコ、バカ野郎!」とスラングを交えてファンを鼓舞。余裕が感じられた。

 米国のオッズメーカーが出している数字は6-1でカネロ有利、ムンギアは4.25倍と統一チャンピオンに傾いている。米国ではDAZNが単価89.99ドル(約1万3500円)でPPV中継する、

 第1試合で行われるWBAウェルター級レギュラー王座タイトルマッチは、王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)が146.6ポンド(66.50キロ)、挑戦者ガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)が146.8ポンド(66.59キロ)をマークしリミットの147ポンドに合格。両者はアマチュア時代に対戦し、スタニオニスが勝っている。

 PPVカード2試合目のWBCフェザー級暫定王者ブランドン・フィゲロア(米)vs.挑戦者ジェシー・マグダレノ(米)はフィゲロアが125.4ポンド(56.88キロ)でリミット126ポンドをクリアしたのに対しマグダレノは128.6ポンド(58.33キロ)と大幅にオーバー。勝ってもタイトル獲得はできない。

 セミ格のWBCウェルター級暫定王座戦は暫定王者マリオ・バリオス(米)が146.6ポンド(66.50キロ)、挑戦者ファビアン・マイダナ(アルゼンチン)が146.8ポンド(66.59キロ)で合格。V1戦のバリオスにマイダナは元WBAウェルター級王者マルコス・マイダナの実弟である。Photo by Zanfer Boxing


井上尚弥「ネリの仕上がりに引き締まった」 ネリ「死を覚悟して戦う」4団体統一戦あさってゴング

$
0
0

 5.6東京ドーム「Prime Video Presents Live Boxing 8」の記者会見が4日、横浜ベイシェラトンホテルで行われ、4大世界タイトルマッチに出場する8選手のほか、米国からトップランク社のボブ・アラムCEOが出席した。

井上(左)とネリ、緊張感が高まってきた

 メインのS・バンタム級4団体統一戦に出場する王者の井上尚弥(大橋)と挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)はともに落ち着いたムードで、嵐の前の静けさという言葉を思い起こさせた。

 マイクを握った井上は「この試合はドームのメインイベントなので、エキサイティングな試合を見せたいし、その中で必ずKOにつなげて勝つ姿をみなんさんに見ていただきたい」とKO宣言。そしてネリに関しては「事前に体重が仕上がっている話も聞いて安心していますが、あらためて見て、非常にいい状態に仕上がっていると思う。自分自身を引き締めるきょうの会見になりました」と状態のよさを認めた。

 一方、サングラス姿のネリは「メキシカンのボクサーとしての勇姿を見せる。死を覚悟して闘いに挑む。私は勝者になることを確信している。井上と闘うことはよく分かっている。必ずKOで勝つ」とこちらもKO宣言。不安視されているウエートは「既にリミットに入っている」と明かした。

 両者は写真撮影が終わると、互いに向き合い、井上が右手を差し伸べ、ネリがサングラスを外して握手を交わした。あすは計量が行われる。

 また、来日したボブ・アラム氏は井上の海外ファイトについて、「大橋会長が判断すること」と断った上で、「井上が日本以外で試合をするのはナンセンスだ。国内でこれだけの人気と実力を誇る選手はほかにいない。日本は今、軽量級の中心地だ」と話した。

 今後については「大橋会長から年内は122ポンド(S・バンタム級)でやると聞いた。フェザー級で(IBF王者ルイス・アルベルト・)ロペスという声もあるが、まずはこの試合だ」とすべては東京ドームが終わってからだと強調した。

井上拓真、ユーリ阿久井、武居由樹、桑原拓が準備万端 34年ぶり東京ドーム決戦ゴング迫る

$
0
0

 5.6東京ドーム「Prime Video Presents Live Boxing 8」の記者会見が4日、横浜ベイシェラトンホテルで行われ、4大世界タイトルマッチに出場する8選手が試合への抱負を語った。

 大橋秀行会長は「マイク・タイソン以来の東京ドームで話題になっているが、自分にとっては米倉健司会長が65年前、東京ドームの前身である後楽園球場で世界戦をしたことに意味がある。米倉会長は去年の4月20日に天国に召されましたが、孫弟子の4人の勝利を米倉会長に捧げたい」とあいさつした。

王者モロニー(左)と挑戦者の武居

 セミのWBOバンタム級タイトルマッチに出場する王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)は「最高のコンディションができた。彼は世界王者になろうとしているので、がんばると思うが、私はしっかりと準備してきた」と2度目の防衛に自信を見せた。

 お決まりの「足立区からきた武居です」で口火を切った挑戦者5位の武居は「いつも通り研ぎ澄ませてきた。あと2日、気を抜かずに楽しみたい」と平常心を強調。元K-1王者でデビューから8連続KO勝ちをマークしている武居の強打か、バランスの取れた王者モロニーのキャリアか、注目の一戦となる。

王者の井上拓真(左)と挑戦者の石田

 WBAバンタム級タイトルマッチは、王者の井上拓真(大橋)が2度目の防衛戦で指名挑戦者の石田匠(井岡)を迎える。

2月のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)でKO勝利を飾り、ひと皮むけた印象を拓真は「前回の試合のように熱い感動を与えられるような試合内容にしたい。今後の統一戦に向けて必ず勝ちたい」とこの試合をステップに、4団体統一に乗り出す思いをあらためて口にした。

 17年10月のイギリス以来、6年半ぶりの世界タイトルマッチを迎える石田はこの日からギラギラと戦闘モード。「日本人同士だし、熱い試合をして最後は自分がKOして勝ちたい。あさって自分がベルトを巻く姿が想像できる」と言葉に力をこめた。

阿久井(左)に桑原が挑む

 1月に岡山県のジム初の世界チャンピオンとなったWBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は「21年7月に1度対戦して僕がKO勝ちしているけど、その相手に挑む桑原選手はすごいと思うし、その気持ちをしっかり受け止めて勝ちたいと思います。そんな僕らの戦いを応援してほしいです」と落ち着いてコメント。

 世界初挑戦がリベンジマッチとなる桑原は「再戦ということで2人だけのストーリーもあると思う。そういう所を含めて試合を楽しみにしてほしい。4つあるうちの一発目なので熱い試合をしたい」と王座奪取を誓った。

5.6東京Dリングアナはジミー・レノンJr カネロ戦から弾丸来日で4団体統一戦“連投”

$
0
0

 井上尚弥(大橋)とルイス・ネリ(メキシコ)のS・バンタム級4団体統一戦をメインとする5.6東京ドーム興行は、長年世界で活躍してきたジミー・レノンJr氏=写真=がリングアナウンサーを務める。

 レノン氏は4日(日本時間5日)にラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されるS・ミドル級4団体統一戦、王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)×挑戦者ハイメ・ムンギア(同)のリングアナウンサーもこなすというから忙しい。

 帝拳ジムの本田明彦会長によると、レノン氏は東京ドーム興行のオファーがあったため4日のT-モバイルを最初は断ったそうだが、「ぜひ」と頼まれて承諾。それでも「井上の試合はぜひしゃべりたい」ということで、4日はラスベガスからプレイベートジェット機をチャーターしてロサンゼルスに飛び、最終便に飛び乗って東京入りするのだという。

 この“弾丸ツアー”により、レノン氏は日本時間5日、そして6日と“2日連続”で4団体統一戦で美声を披露することになる。リングアナウンサーが4団体統一戦を連投するとは初めて聞く話だ。

西田凌佑が殊勲のIBFバンタム級王座奪取! ロドリゲスを攻めて3-0戴冠

$
0
0

 IBF世界バンタム級タイトルマッチは4日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われ、1位挑戦者の西田凌佑(六島)がチャンピオンのエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)にダウンを奪って12回3-0判定勝ち。西田はプロ9戦目で殊勲の世界奪取を果たした。スコアは115-112が2者に117-110。

妻沙捺さんと勝利を喜ぶ新王者西田

 世界初挑戦の西田はスピーディーな右ジャブ、左ボディを繰り出して悪くないスタートを切った。ロドリゲスの右ストレートを遠ざけ、素早さでまずチャンピオンにやりづらさを強いる。

 ロドリゲスは3回、右ストレートを増やし、これが西田の顔をはじく。しかし西田にダメージはなく、迎えた4回、西田は右ショートフックから左ボディを打ち込んでロドリゲスをダウン。ロドリゲスは効いた腹をかばいながら、打ち返してなんとかラウンド終了にこぎつけた。

 大きなアドバンテージを得た西田。ロドリゲスはレバーをカバーしながら、得意の右ストレートを軸に挽回を図る。幾度となく被弾した西田だが、脚と手のスピードは落ちない。顔面とボディに素早く打ち分け、しかも距離を詰めて出て、王者ロドリゲスの的確な打ち返しとわたり合った。

 終盤の9回、西田はさらに攻めを強める。サウスポーのアウトボクサー西田が自ら接近し、ロドリゲスの迎撃にも構わず、手数を増やして押していく。ロドリゲスも3発4発とまとめ打ちして抵抗。相変わらず腹が効いていそうなロドリゲスだが、こちらも西田の攻勢をしのぐと激しく打ち返して試合は白熱した。

 最終回は互いに声をあげてパンチを打ち合い、試合終了のゴングが鳴った。右顔面を腫らした新チャンピオンは枝川孝会長に肩車されてガッツポーズ。「自分のボクシングをして通用しなかったら、ひたすらボディを叩くつもりだった。倒してしまった後はイケると思って、その後のボディは向こうにしても分かりやすかったと思います」(西田)

 IBFの新チャンピオンは、さっそく他団体の王者についても聞かれたが、「この試合にかけていたので、負けたらやめようと考えていたので、先のことは考えられない」「実力的にはほかのチャンピオンが強いので、もっと強くなります」と語るにとどめた。

 「圧倒的不利予想の中、自分を信じてくれた人たちに感謝したい」と繰り返した西田は9勝1KO。2度目の王座の初防衛に失敗したロドリゲスは22勝13KO3敗1NCとなった。

川満俊輝が6回TKO勝ち 日本L・フライ級王座V1 安藤教祐は奮闘及ばず

$
0
0

 日本L・フライ級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミで行われ、王者の川満俊輝(三迫)が挑戦者1位の安藤教祐(KG大和)に6回2分29秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

川満(右)は持ち前の馬力で攻め続けてストップ勝ち

 両者は21年1月に対戦して川満の初回TKO勝ち。川満は昨年12月、神戸で大内淳雅(姫路木下)からタイトルを奪って初防衛戦、挑戦者決定戦を勝ち上がった安藤とリマッチとなった。

 第1戦と同じように川満が低い姿勢でプレスをかけていった。ボディ攻撃を軸に、早くも安藤を下がらせる。2回、川満の左ボディが立て続けに決まる。安藤も打ち終わりに合わせようとするが、押しているのは川満だ。

 川満が左フックが決まると安藤がグラリ。踏ん張る安藤は頭をつけてボディ打ちを決めるが苦しい。川満はラウンド終盤、右を打ち下ろして安藤をダウン寸前に追い込んだ。

 3回は粘る安藤が右を打ち下ろして攻勢に出るが。ここから川満が盛り返し、今度は安藤が再び右を決め、次は川満が攻めてと、優劣は行ったり来たり。試合は激しい打ち合いとなった。

 4回、川満がジャブで作り直し優勢に立つが、安藤が右アッパーをクリーンヒットして反撃。しかしグイグイと出る川満の勢いが止まらない。

 川満は5回、勝負をかけた。ロープを背負い追い込まれた安藤だが、ここでもカウンターを決めて会場を大いに沸かせる。それでも川満が攻めに攻め、安藤が何とかしのいで打ち返す展開が続いた。5回終了時の採点は50-45、49-46×2で川満がリードした。

 ガッツで踏ん張り続けた安藤だったが被弾が多く、6回に川満の左フックが決まったところで、主審が割って入った。WBC・L・フライ級14位にランクされる28歳の川満は10勝6KO1敗。31歳の安藤は13勝6KO5敗。

川満の話「初防衛戦は気にしてはないですけど、安藤選手はリベンジという強い覚悟でくると思ったので、気持ちを相当用意しなければ勝てないと思った。反省ばかりですけど、勝ててホッとしてます」

◇58.0キロ6回戦
高優一郎(横浜光)[3-0(60-54×3)]ワン・ユウチ(中国)

 拓大出身の高がプロデビュー戦。がっちり体型の高はテンポよくジャブを放ち、右ストレート、左ボディにつなげていく。ワンも打ち終わりにリターンしたが、高がアッパーも交えてワンを崩しにかかった。

 高は4回、ペースアップして連打でワンに迫る。劣勢のワンもガッツを見せ、左フック、右ストレートを強振して応戦するが、高はガードを崩さず、バックステップも使って有効打を許さない。終始ジャブを当てる高はペースをキープして判定勝ちした。高は1勝。ワンは1勝2敗。

◇フライ級4回戦(東日本新人王戦)
鈴木丈太朗(帝拳)[3-0(39-37×3)]中村翔氣(M.T)

◇54.5キロ4回戦
佐藤竜冴(横浜光)[TKO3回1分23秒]上原慶仁(新日本木村)
観衆=1125人

元ウェルター級2冠王者の豊嶋亮太が日本タイトル獲得 坂井祥紀を2-1で返り討ち

$
0
0

 チャンピオンカーニバルの日本ウェルター級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインで行われ、挑戦者1位の豊嶋亮太(帝拳)が王者の坂井祥紀(横浜光)に2-1判定勝ち、新チャンピオンに輝いた。スコアは96-94×2、94-96。坂井は3度目の防衛に失敗した。

豊嶋(左)は持ち前のプレスで勝利を引き寄せた

 坂井は21年12月、東洋太平洋&WBO-AP王者だった豊嶋に挑戦して判定負け。その後、日本王者となった坂井は3度目の防衛戦、ベルトを失った豊嶋は坂井と攻守を入れ替えて、日本タイトルに挑む一戦となった。

 豊嶋がプレッシャーをかけ、坂井が迎え撃った。互いによく手を出し、アクションの多い立ち上がりだ。坂井はジャブから入ったり、右ボディから入ったり、パンチも右アッパーを含めて多彩。豊島も2回に強烈な左ボディを決めるが、坂井は距離を詰めたり、離れたり、巧みな試合運びでペースを引き寄せにかかった。

 豊嶋は4回、ペースアップし、ボディ攻撃を突破口に流れを変えにかかる。坂井も対応して食い止める。前半を終えての採点は、48-47×2で坂井、48-47で豊嶋と割れた。

 豊嶋は6回にプレスを強めた。はっきりとボディ攻撃で坂井を崩しにかかる。坂井はボディ連打からコンビネーションでアピール。豊島が前に出ようとし、坂井はそうはっせまいという攻防が続き、もみ合うシーンが増えた。

 豊嶋は8回、左フックを決めて坂井をロープへ押し込む。豊嶋が押し切れそうなムードが漂うが、坂井も手数を落とさずに接戦が続いた。最終回も互いに譲らなかったが、左フックを決めた豊嶋がやや優勢か。軍配は挑戦者に上がった。

 28歳の豊嶋は19勝11KO3敗1分。33歳の坂井は29勝15KO14敗5分。

豊嶋とリナレス・トレーナー

豊嶋の話「はっきり言ってこの試合、根比べになってしまったのが課題です。ボディの威力があったから勝ったような試合だったと思う。今回はチャレンジャーなので心境は違うし、2回目は不安もあった。次こそはもっと落ち着いて、技術があるところを見せたい。ボクシングを見せたい」

 敗れた坂井は「途中採点でもう少し取れていると思った」と語ったが、「相手のプレスに付き合わない作戦だったので、それが消極的に見えたのかもしれない。想定していたことではあったので」と冷静に分析。今後を問われ、「いまは悔しいのですぐにでもやりたい気持ち」と心境を明かした。

Nishida upsets Rodriguez, wests IBF bantamweight title in Osaka

$
0
0

  Top-ranked challenger Ryosuke Nishida of Muto Boxing Gym, scored a knockdown in the fourth round and went on to earn a unanimous decision over Emmanuel Rodriguez of Puerto Rico to wrest the International Boxing Federation bantamweight title on May 4 in Osaka.

New champion Nishida enjoys victory with his wife Sana

  After the 12-round fight at EDION Arena Osaka, two of the three judges scored the fight 115-112 and the remaining one had it 117-110, all in favor of the 27-year-old Nishida.

  The undefeated Nishida captured the title in his ninth professional bout, while the 31-year-old Rodriguez failed in his first defense of the title he won by decisioning Melving Lopez of Nicaragua last August.

  The left-handed Nishida got off to a good start as he stuck out sharp right jabs and left hooks to the body and controlled the fight.

  In the fourth stanza, Nishida, who fought as an amateur during his high-school and university days, landed a left hook to the liver at close quarters, sending Rodriguez crouching down for a mandatory eight count.

  While Rodriguez fought back strongly in the middle of the round based on his favorite straight rights to the head, Nishida did not move back and exchanged blows with the Puerto Rican and ended the fight on top, although Nishida’s right eyelid was puffed up.

  After the fight, Nishida said from the ring, ‘’I was planning to work my opponent’s body, and it worked out well. Though Rodriguez had a hunger to victory, I wanted to stick to my style of boxing. I want to say thank you to all those who supported me despite the fact I was viewed as an underdog. I will keep plugging away through my close consultation with my trainer Mr. (Kosuke) Takeichi.’’

  With the victory, Nishida extended his unbeaten streak to nine, one by knockout. For his part, Rodriguez fell to a 22-3 win-loss tally with 13 KOs.


Kawamitsu retains Japan light flyweight title with TKO over Ando

$
0
0

  Toshiki Kawamitsu of Misako Boxing Gym, unleashing a barrage of left-and-right combinations, stopped top-ranked challenger Kosuke Ando of KG Yamato Boxing Gym in the sixth round to retain his Japanese light flyweight title in Tokyo on May 4.

Kawamitsu (R) overwhelms Ando with his power

  It was the 28-year-old Kawamitsu’s first successful defense of the title he won from Toshimasa Ouchi of Himeji-Kinoshita Boxing Gym last December.

  The technical knockout of the scheduled 10-rounder at Korakuen Hall came 2 minutes and 29 seconds into the round when Kawamitsu severely staggered Ando with a sizzling left hook to the head, prompting the referee to call off the fight immediately.

  While both exchanged fierce blows from the first round, it was Kawamitsu who got the better of Ando by landing overhand rights and left hooks to the head and body.

  With the win, Kawamitsu improved his record to 10 wins, including six knockouts, and a loss. The 31-year-old Ando, who failed to avenge his TKO loss to Kawamitsu in January 2021, fell to a 13-5 win-loss tally with six KOs.

Toyoshima edges Sakai, wrests Japan welterweight title

$
0
0

  Top-ranked challenger Ryota Toyoshima of Teiken Boxing Gym eked out a 10-round split decision over Shoki Sakai of Yokohama Hikari Boxing Gym and wrested the Japanese welterweight title on May 4 in Tokyo.

Toyoshima (L) beats Sakai by pressing forward

  There were no knockdowns in the fight held at Korakuen Hall. With the loss, Sakai failed in his third defense of the title he captured in April last year.

  It was the 33-year-old Sakai’s second straight loss to Toyoshima, 28, as he dropped a 12-round unanimous decision to him in the Oriental and Pacific Boxing Federation and the World Boxing Organization’s Asia-Pacific welterweight titles in December 2021.

  In the day’s fight, Sakai was slightly ahead on points in the first five rounds with his variety of right blows. But Toyoshima began to press forward from the sixth round by working Sakai’s body at close quarters. But both failed to land decisive punches in the fight.

  With the win, Toyoshima improved his record to 19 wins, including 11 knockouts, against three losses and a draw, while Sakai, who made his professional debut in Mexico, impaired to a 29-14-3 win-loss-draw tally.

Toyoshima and his trainer Carlos Linares

ネリ500gアンダーで合格 統一王者の井上尚弥は臨戦態勢 あす東京ドーム決戦ゴング

$
0
0

 あす6日、東京ドームで開催される「Prime Video Presents Live Boxing 8」の計量が5日、東京ドームホテルで行われた。メインのS・バンタム級4団体統一戦は、王者の井上尚弥(大橋)が55.2キロ、挑戦者のルイス・ネリ(メキシコ)が54.8キロでリミットの55.3キロをクリアした。

いよいよあす激突!

 ネリは2018年3月、両国国技館で行われた山中慎介とのWBCバンタム級タイトルマッチで計量に失格しているだけに、はかりに乗るときは緊張感が漂ったが、無事に一発で合格。メキシコ陣営から大きな拍手と歓声が上がった。ちなみにネリの54.8キロは、1階級下の山中戦の計量より100g軽かった。

 計量後は井上とネリがフェイスオフ。この日、、井上とネリが握手を交わすことはなく、両選手からひしひしと殺気が伝わってきた。

 計量後は井上のみが取材に応じ、「いつも通りバッチリ。この時点で駆け引きは始まっている」と話し始めると、500gアンダーについては、「どうなんですかね。余裕はあるんじゃないですか。しっかり準備してきたと思う」と語った。

 試合が成立したことを問われると、「ネリも過去最高のファイトマネーでしょうから、しっかりやってくるでしょ」と計量合格は当然との見方を示した。

 井上は昨年7月、スティーブン・フルトン(米)を下してS・バンタム級WBC&WBO王座を獲得。12月に2団体王者マーロン・タパレス(フィリピン)を下し、バンタム級に続いて4団体統一に成功した。26勝23KO。

 元WBCバンタム級、WBC・S・バンタム級王者のネリは21年5月、ブランドン・フィゲロア(米)との2団体統一戦に敗れてS・バンタム級王座陥落。昨年2月、アザト・ホバニシャン(アルメニア)との挑戦者決定戦を制し、井上戦にコマを進めた。35勝27KO1敗。

激戦のバンタム級戦 あす井上拓真と石田匠が日本人対決、武居由樹は王座獲得なるか

$
0
0

 あす6日、東京ドームで開催される「Prime Video Presents Live Boxing 8」の計量が5日、東京ドームホテルで行われ、出場8選手がすべて合格した。

モロニー(左)と武居

 セミでWBOバンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に挑戦する武居由樹(大橋)は「計量だけが不安だったので、あとは世界戦といっても変わらない」とリラックスした様子。「KO? もちろん早い回でできれば」と強打爆発に腕を撫した。

拓真(左)と石田

 WBAバンタム級王者の井上拓真(大橋)は「5年ぶりの兄弟同時世界戦で、最高のバトンを渡したい」と明るい表情。前日に西田凌佑(六島)がIBF王者になったことに触れ、「距離も良かったし、気持ちも強かったし、本当にいい選手だと思った」と西田をたたえ、「あすは何もさせずにしっかりKOで勝ちたい」とバンタム級最強を誓った。

 拓真に挑戦する石田も西田に触発されたようで、「関西のベルトが増えたので、僕も関西にベルトを持って帰る」と王座奪取に闘志を見せた。

阿久井(左)と桑原

 WBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は「圧倒します。立場も実力差も変わっていないところを見せる」とかつて倒している桑原拓(大橋)の返り討ちを宣言。勝てば日本で100人目の世界王者となる桑原は「こんなチャンスはないので、絶対につかむ」と意気込んだ。

■5.6東京ドーム「Prime Video Presents Live Boxing 8」(17時前後にライブ配信スタート)

◇WBA&WBC&IBF&WBO世界S・バンタム級タイトルマッチ
王者 井上尚弥(大橋) 55.2キロ ウイニング
挑戦者 ルイス・ネリ(メキシコ) 54.8キロ ウイニング

◇WBO世界バンタム級タイトルマッチ
王者 ジェーソン・モロニー(豪) 53.4キロ ウイニング
挑戦者 武居由樹(大橋) 53.4キロ ウイニング

◇WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王者 井上拓真(大橋) 53.4キロ ウイニング
挑戦者 石田匠(井岡) 53.4キロ ウイニング

◇WBA世界フライ級タイトルマッチ
王者 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安) 50.7キロ エバーラスト
挑戦者 桑原拓(大橋) 50.7キロ ウイニング

◇S・バンタム級8回戦
TJ・ドヘニー(アイルランド=豪)
ブリル・バヨゴス(フィリピン)

フィゲロアがマグダレノに9回KO勝ち 2年ぶりスタニオニスはWBAウェルター級正規王座V1

$
0
0

 4日(日本時間5日)ラスベガスのT-モバイル・アリーナでのカネロ・アルバレスvs.ハイメ・ムンギアのS・ミドル級4団体統一戦のアンダーカード、WBCフェザー級暫定王座タイトルマッチは暫定王者ブランドン・フィゲロア(米=写真)がジェシー・マグダレノ(米)に9回2分59秒KO勝ちを収めた。

 前日の計量で体重オーバーしタイトル獲得の権利を失ったマグダレノは初回、積極的に手を出す。左右にスイッチして対処するフィゲロアと頭が当たりマグダレノは左目上をカットする。スピードで対抗するマグダレノにフィゲロアは4回あたりから圧力をかけてマグダレノにロープを背負わせる。

 その後も前進するフィゲロア、ガードを固めて迎撃するマグダレノという攻防が続く。ボディー打ちを強化したフィゲロアは9回スパートをかけ、左を連発して追い込む。終了間際、フィゲロアの左ボディーが決まるとフィゲロアは崩れ落ち、カウントアウトされた。

 14ヵ月ぶりのリングだったフィゲロア(27)は25勝19KO1敗1分。前回のレイモンド・フォード(米=WBAフェザー級王者)戦から連敗の元WBO・S・バンタム級王者マグダレノ(32)は29勝18KO3敗。

 一方、WBAウェルター級レギュラー王座タイトルマッチは、王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)が挑戦者ガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)に3-0判定勝ちでV1に成功。

 前半から左右フックを繰り出すマエストレに王座獲得から2年以上のブランクを経てリングに上がったスタニオニスは4回あたりからエンジンを吹かす。6回、右強打を叩き込んだリトアニア人は左目尻が腫れ出したものの、左ジャブを繰り出してリードをキープ。9回にボディー打ち、左フックを返して抵抗したマエストレだが、ダメージを与えることができず終了。スコアカードは117-111、118-110、119-109と大差でスタニオニスが支持された。

 ロサンゼルスを拠点にするスタニオニスは15勝9KO無敗。元WBA暫定王者マエストレは6勝5KO1敗1分。

Viewing all 12747 articles
Browse latest View live