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Tatsuyoshi decisions Chaiwat in super bantamweight nontitle bout in Osaka

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  Juiki Tatsuyoshi of Osaka Teiken Boxing Gym, a son of former legendary World Boxing Council bantamweight champion Joichiro Tatsuyoshi, pounded out an eight-round unanimous decision over Chaiwat Buatkrathok of Thailand in a super bantamweight nontitle fight in Osaka on May 18.

Tatsuyoshi (R) attacks his opponent in 7th round

  Fighting at EDION Arena Osaka’s annex, the 27-year-old Tatsuyoshi, ranked 12th in the Japanese super bantamweight division, cut above his left eyelid in the third round due to an accidental head butt and suffered a cut above the right eyelid in the seventh stanza due to his opponent’s punch.

  Though Tatsuyoshi almost floored his left-handed opponent in the seventh round by landing a straight right to the head, he failed to put his punches together.

  After the fight, his father said, ‘’He (Juiki) absolutely sucks at his boxing. He stood right in front of his opponent. That’s why he was hit with straight lefts (by his southpaw opponent). I think I told him about that. But he failed to do that. If this pattern continues, he will not be able to have a (Japanese) title fight.’’

  With the win, Tatsuyoshi, who is said to aim at the Japanese title challenge this year, extended his unbeaten streak to 16, 10 by knockout, with one draw. Chaiwat fell to a 41-10 win-loss record with 27 KOs.


ウシクがヘビー級4団体統一王者に 9回にダウン奪い2-1勝ち フューリーは再戦希望

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 ヘビー級4団体統一戦が18日(日本時間19日)、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われ、3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がWBC王者タイソン・フューリー(英)に2-1判定勝ち。クルーザー級に続き、ヘビー級では史上初の4団体統一王者となった。スコアは115-112、114-113でウシク、114-113でフューリーだった。

フューリーを攻め立てるウシク(左)

 序盤はサウスポーのウシク、中盤はフューリーが優勢という展開になる中、ウシクは8回に攻勢を強めると、9回には連打を見舞い、フューリーがコーナーにもたれるようになってネルソン主審がカウントを数えた。その後も競り合いが続いたが、小差の判定で競り勝った。

 COMPUBOXによると、トータルパンチ数と的中数はウシクが170/407(41.8%)フュリーが157/496(31.7%)、ジャブはウシク48/147(32.7%)、フューリー62/286(21.7%)、パワーパンチはウシク122/260(46.9%)、フューリー95/210(45.2%)だった。

 リング上のインタビューでフューリーは「自分が勝ったと信じている」とした上で、「再戦条項がある。小柄な選手に2-1判定で敗れた。10月に再戦する」とリマッチをアピール。ウシクも「その準備がある」と応じた。

ウシクは2階級で4団体統一成功

 206センチの身長を誇る35歳、フューリーは昨年10月、総合格闘技UFCの元王者フランシス・ガヌー(カメルーン)と対戦して際どく勝利。今回はプロ36戦目で初の黒星を喫した。34勝24KO1敗1分。

 身長191センチ、ロンドン五輪金メダリストの37歳、ウシクは21年9月、アンソニー・ジョシュアからヘビー級3団体王座を奪い、再戦でも返り討ち。フューリーに勝利し、イギリスの2大ヘビー級スターを撃破する快挙となった。22勝14KO無敗。Photos by Mikey Williams/Top Rank

IBF・S・フェザー級王者コルディナ敗れる オペタイアはIBFクルーザー級王座返り咲き

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 サウジアラビア・リヤドのヘビー級4団体統一戦の前座で行われたIBF・S・フェザー級タイトルマッチは、挑戦者9位アンソニー・カカチェ(英)が王者ジョー・コルディナ(英)に8回39秒TKO勝ち。新王者に輝いた。

カカチェ(左)はコルディナにダメージを与え続けた

 パワフルに攻めるカカチェは3回、左フックを決めてコルディナにダメージを与えると、その後も攻めて右アッパー、右ストレートでダウンを奪う。カカチェはその後も優勢に試合を進め、8回に畳みかけたところで、主審がコルディナを救った。

 マイナー団体IBO王座を保持するカカチェは35歳にしてうれしいメジャー団体タイトルの獲得となった。22勝8KO1敗。コルディナは22年6月、尾川堅一(帝拳)から王座を奪い、はく奪をへて再び手にした王座を失った。初黒星で17勝9KO1敗。

 IBF・S・フェザー級は1位がエドゥアルド・ヌニョス(メキシコ)、2位が空位、3位に力石政法(LUSH緑)、4位に尾川がランクされている。

 また、同じリングで行われたIBFクルーザー級王座決定戦は、前王者ジャイ・オペタイア(オーストラリア)が元王者マイリス・ブリーディス(ラトビア)に3-0判定勝ち。王座に返り咲いた。スコアは117-111、116-112×2。

 オペタイアは昨年12月、サウジアラビアの興行で防衛戦を認められなかったため王座を返上。ところが今度は王座決定戦出場が認められ、今回の返り咲きとなった。25勝19KO無敗。39歳のベテラン、ブリーディスは22年7月、オペタイアに王座を奪われて以来およそ2年ぶりのリングでリベンジはならなかった。28勝20KO3敗。Photo by Mikey Williams/Top Rank

ナバレッテ4階級制覇ならず ベリンチュク番狂わせの2-1勝ち WBOライト級王座決定戦 

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 18日(日本時間19日)米カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで行われたWBOライト級王座決定戦は、同級1位デニス・ベリンチュク(ウクライナ)がWBO・S・フェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)に2-1判定勝ち。世界初アタックでデビン・ヘイニーが返上したベルトの一つを獲得した。

敗れたナバレッテ

 右構えでスタートしたナバレッテにベリンチュクは初回途中で左にスイッチ。以後サウスポーで戦った。ナバレッテはロングの左フック、アッパーをいきなり繰り出すが、これが当たらない。ベリンチュクはメキシカンのスタイルを研究してきた成果がうかがわれ、パンチを外しながらコツコツと右をかぶせてナバレッテの焦りを誘う。何ともつかみどころがない戦法ながらポイントはウクライナ人に流れて行く。

 それでもどこかでナバレッテの強打が火を吹く予感もあった。しかしベリンチュクのねちっこい戦法にナバレッテの強打は空を切るばかり。それに応じてスタンドに陣取ったウクライナ人サポーターのテンションが増して行く。ようやく10回、反撃に転じたナバレッテだが、ダメージを与えることができず、ラスト2回、ポイント差を縮めるにとどまった。

 スコアカードは一人が116-112でナバレッテだったが他の2者は116-112、115-113でベリンチュクを支持した。

 オッズ6-1で不利を予想されたベリンチュク(36)は19勝9KO無敗、デビュー後まもなく喫した初黒星以来、2度目の敗北を喫したナバレッテ(29)は38勝31KO2敗1分。

ノーマンがサンティリャンを逆転KO WBOウェルター級暫定戦 東京五輪銀トーレス10連続KO

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 18日(日本時間19日)米サンディエゴ、ナバレッテvs.ベリンチュクのセミで行われたWBOウェルター級暫定王座決定戦は、同級10位ブライアン・ノーマンJr(米)が同1位ジオバニ・サンティリャン(米)に10回1分33秒KO勝ちした。

逆転勝ちのノーマン

 地元選手サンティリャンがサウスポースタイルから仕掛け、2回、ノーマンが左右アッパーを返して対抗する。だがサンティリャンは4回に左ストレートを突き刺して優勢に進め、右をフォロー。ロープを背にする場面が多いノーマンは迎撃で真価を発揮する。

6回終盤、チャージして沸かせたサンティリャンが7回までノーマンを自由にさせない。ところが8回、ノーマンの右でサンティリャンはダメージを被る。ノーマンが左右でチャージするとサンティリャンは左マブタをカットする。
 鼻血にも染まったサンティリャンは9回を生き延びたが10回、右アッパーでヒザを着き、最後、ノーマンの左アッパーを浴びて体をくねらせるようにしてダイビング。主審はノーカウントで試合を止めた。

 無敗対決を制したノーマンは26勝20KO無敗2無効試合。アトランタが地元の23歳。初黒星のサンティリャンは32勝17KO1敗。WBOウェルター級正規王者は3団体統一王者テレンス・クロフォード(米)

 また東京五輪S・ヘビー級銀メダリスト、リチャード・トーレスJr(米)がブランドン・ムーア(米)を5回、右フックで効かせて左で派手に倒し、追撃で1分39秒KO勝ち。プロデビュー後の戦績を10勝10KO無敗と伸ばした。ムーアは14勝8KO1敗。Photo by Top Rank

前年優勝の同志社大2勝目、大阪商大は芦屋大下す 第77回関西学生ボクシングリーグ

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 第77回関西学生ボクシングリーグ第2日は19日、兵庫県芦屋市の芦屋大ボクシング場で1部3試合、2部1試合と3部トーナメント3試合が行われた。

同志社大F級坂本は打ち合いを制した

 前年優勝の同志社大は桃山学院大と対戦。桃山大は5人がエントリー、うち1年生が3人。同志社大は開幕の立命館大戦で俣野琉樹(2年)に敗れたフライ級、坂本晏慈(2年)が山田侑輝(1年・高松工芸高)との打撃戦を制して初勝利。続くバンタム級の鷲巣新大(3年)、ライト級の細川古了(3年)らが勝ち、9-0で2勝目をあげた。

大阪商大LW級、丸元は一気に攻め込んだ

 関西学院大を下して好発進した芦屋大は前年2位の大阪商大と対戦。大阪商大はミニマム級でルーキーの辻永久(興國高)が回転力のあるパンチをまとめて西原叶希(2年)を破って好スタートを切った。

 フライ級は芦屋大の與座力希夏(2年)が打ち勝ち、バンタム級は大阪商大の浅井陸(3年)が芦屋大の主将、西原柊吏(4年)を手数で圧倒した。続くライト級、柴田錬(4年)、L・ウェルター級、丸元大五郎(4年)が強さを際立たせた。芦屋大はウェルター級、L・ミドル級でポイントをあげたが、ミドル級は大商大の川村陸(2年)が青木大陽(1年・相生学院高)に競り勝ち、6-3でリーグ初戦を勝利した。

関西学院大LW級山下は1回にダウンを奪って勝利

 関西学院大と立命館大は、立命館大のメンバーが5人しか揃わず、関西学院大が2ポイントを落としただけで、7-2でリーグ戦初勝利をマーク。立命館大は2敗。7人制の2部は関西大が龍谷大を4-2で下して2勝目をあげた。

 第3日は26日、芦屋大ボクシング場で同志社大-芦屋大、大阪商大-関西学院大、桃山学院大―立命館大と2部リーグ1試合、3部トーナメント、女子試合が行われる。

大橋会長と古川会長が“孝行息子”井上尚弥&武居由樹のベルト写真公開

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 大橋ジムの大橋秀行会長とキックボクシングジム、パワーオブドリームの古川誠一会長が、WBCダイヤモンドベルトとWBOベルトを肩に掛けたツーショット写真を公開した。

大橋会長(左)と古川会長

 6日に開催された東京ドーム興行で、S・バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)はルイス・ネリ(メキシコ)を下して防衛成功。試合後のリング上で、WBCから贈られたダイヤモンドベルトを大橋会長にプレゼントした。

 同じイベントのセミでは、キックボクシング出身の武居由樹(大橋)がWBOバンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)を下してチャンピオンとなった。

 武居はキックボクサー時代、古川会長の自宅でともに生活しながらキックボクシングK-1のチャンピオンになった。ボクシング転向にあたっては、人生の師とも言える古川会長が大橋会長に武居を託した経緯がある。

 大橋会長は「古川会長と最高な幸せのひとときです!」とのコメントを発表した。写真提供=大橋ジム

ウクライナ勢躍進 王座返り咲きロマチェンコ、ヘビー級4団体統一ウシク、初戴冠ベリンチュク続く

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 米カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで18日(日本時間19日)3階級制覇王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)を下し、WBOライト級王者に就いたデニス・ベリンチュク(ウクライナ)は同日サウジアラビアでタイソン・フューリー(英)を破りヘビー級4団体統一王者に君臨した同胞オレクサンドル・ウシクに続き、母国ウクライナに世界王座をもたらした。

WBOライト級王座獲得のベリンチュク Photo by SUMIO YAMADA

 21年と22年に同アリーナでWBOフェザー級王座の防衛戦を行ったナバレッテには開始ゴングから彼のニックネーム“バケロ”、“メヒコ”の声援が飛んだ。しかしスタンドはブルーとイエローの国旗をかざすウクライナ人サポーターも多く、応援合戦が展開された。スコアカードは115-113、116-112(ベリンチュク)、116-112(ナバレッテ)と割れ、ベリンチュクが2-1判定勝ち。それでももしナバレッテが勝っていれば論議を巻き起こしていただろう。ウクライナ人は明白な勝利を収めたように感じられた。

 試合後、勝者は「これはグレートな出来事、マイ・フレンド。グレート・ボクシング、グレート・ファイト。ナバレッテ、ムーチャス・グラシアス」と勝利を喜んだ。1週間前にIBFライト級王者に就いた同胞ワシル・ロマチェンコとの統一戦については「メイビー? シャクール・スティーブンソン? キーション・デービス? メイビー。わからない。人にウソは言いたくない」とけむに巻いた。

 一方、2012年のメキシコの新人王戦「シントゥロン・デ・オロ」決勝以来12年ぶりに2度目の黒星を喫したナバレッテは「みんなが指摘するようにテクニックを向上させなければならない。その差は大きくなかったけど、その分野で負けた。それが判明したことが収穫だった」とサバサバした表情でインタビューに答えた。

 そして「悲しくはない。これはテストだとわかっていた。私は135ポンド(ライト級)でやれることがわかったから今後につながる。彼のパワーは普通で特別なものではなかった」と敗れれたにもかかわらず、ライト級に手ごたえを感じた様子だ。ただしベルトを保持するS・フェザー級で復帰するオプションもあり、「頭を冷やしてチームとじっくり検討して決めたい」と結論を先に延ばした。(三浦勝夫)


日本王座かくあるべし~第44回カーニバル閉幕を機に改めて思う~ ビート6月号より

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 4日のダブル日本タイトルマッチで今年もチャンピオンカーニバル(実施13階級)が終了した。44回を数える日本ボクシング界の歴史ある行事について、あらためて思うこと――。《文:本間暁/ボクシング・ビート6月号より》

4日の日本ウェルター級戦。挑戦者豊嶋が坂井を下し戴冠

 ミニマム級からミドル級までの13階級で、日本チャンピオンvs.最強挑戦者の図式で毎年頭から開催されていく「チャンピオンカーニバル」。

 44回目を数える今回は、2月13日のスーパーウェルター級戦を皮切りに、5月4日のウェルター級戦をもって順調に幕を閉じた。今号別ページで、その内の7試合をレポートとして伝えているが、短期間にグッと凝縮された様子を味わっていただけるだろう。

 長い時で半年以上もかけて、カーニバル対象試合が“消化”されていったことも近年はあった。開幕カードが真冬に行われ、最終試合がセミの鳴き声が聞こえる頃……では、同じ冠を付した企画とは到底思えない。真剣勝負に臨む選手たちには申し訳ないが、「あれ、これカーニバルだったんだ」などと、すっかりそのことを忘れていた試合もあった。逆に、カーニバル四賞(最優秀、技能、敢闘、殊勲)選手表彰式の際、「ああ、この試合もカーニバルだったんだなぁ」なんて、遠い過去を懐かし気に振り返ることも……。

 その点、2月に2試合、3月2試合、4月はグンと増えて7試合、5月4日のダブル戦で終了となった今年は、記憶も鮮明、いまだ余韻に浸ることのできる好ファイトがいくつもある。スポーツ、とりわけボクシングにおいて、この“余韻”こそ大切だと常々考えている身としては、こんなにありがたいことはない。ちょっぴり遠い存在だったカーニバルが、より身近なものになった感さえする。

 ちなみに、「カーニバル」と略して書いているが、記者やファンによっては「チャンカン」と言う者もある。長くボクシングに携わってきたが、なぜ「カーニバル」が「カン」に変換されてしまうのかいまだ不明だが、完全な余談なので、ここで追究することはやめておく。

 かつては「カーニバル五大タイトルマッチ」(2000年4月2日・両国国技館)が行われたこともあった。さらにカーニバルがスタートした当時まで遡れば、2日間で全階級が開催されたこともあった。..

 記事全文は発売中のボクシング・ビート6月号に掲載しています。
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リング誌PFPランキング ウシクが1位に、井上尚弥2位、クロフォード3位

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 アメリカの老舗ボクシングメディア、ザ・リングがパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングを更新。ヘビー級4団体統一王者となったオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が3位から1位になった。

試合後のウシク(右) フューリーと言葉を交わす

 ヘビー級3団体統一王者だったウシクは先週末、WBC王者タイソン・フューリー(英)に判定勝ちして同級4団体統一に成功。試合の格、内容、無敗のフューリーに勝利したことが評価され、1位になったと見られる。

 井上は6日、東京ドームで元2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)に勝利してS・バンタム級4団体ベルトを守り、1位に返り咲いたが、短期間でウシクに1位を讓ることになった。Photo by Mikey Williams/Top Rank

■リング誌PFPランキング
1位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
2位 井上尚弥(大橋)
3位 テレンス・クロフォード(米)
4位 サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)
5位 アルツール・ベテルビエフ(ロシア)
6位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
7位 エロール・スペンスJr(米)
8位 ジェルボンテ・デービス(米)
9位 ジェシー・ロドリゲス(米)
10位 中谷潤人(M.T)

WBO・S・ライト級王者テオフィモ・ロペス 6.29マイアミで防衛戦 R・ラミレス復帰戦も

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 WBO・S・ライト級王者テオフィモ・ロペス(米=写真)が6月29日、米マイアミで同級10位スティーブ・クラゲット(カナダ)と防衛戦を行う。主催のトップランクが発表した。

 元ライト級統一王者の26歳、ロペス(20勝13KO1敗)は昨年6月、ジョシュ・テイラー(アイルランド)に競り勝ってWBO王座を獲得。今回が2度目の防衛戦となる。34歳のクラゲット(38勝26KO7敗2分)は初のビッグチャンスを手にした。

 S・ライト級は先月、WBC王者デビン・ヘイニー(米)が体重超過のライアン・ガルシア(米)に敗れて話題を呼んだ。ガルシアはドーピング違反も発覚し、ヘイニーは依然、WBC王座を保持してる。

 マッチルームボクシングと契約したIBF王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)は6月15日、地元でリアム・パロ(オーストラリア)とV2戦。WBA王者イサック・クルス(メキシコ)は8月3日、ホセ・バレンスエラ(米)と初防衛戦を行う。

 6月29日のリングには、前WBOフェザー級王者ロベイシー・ラミレス(キューバ)も登場。昨年12月、ラファエル・エスピノサ(メキシコ)に敗れて王座を失ったラミレスはブランドン・ベネティス(メキシコ)と復帰戦を行う。

計量失格のペナルティー厳罰化を要望へ 東日本協会理事会

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セレス小林協会長

 21日、東日本ボクシング協会の定例理事会が後楽園飯店で開かれた。この日も先月に引き続き、頻発する計量失格問題について議論が交わされ、小林昭司協会長は計量失格ボクサーに対するペナルティーの厳罰化などをJBC(日本ボクシングコミッション)に対し要望していく方針を示した。

 小林会長によると、計量失格によるライセンス停止期間や、条件付で試合開催となった場合の当日計量の実施時間等の見直しを求める声が協会内でもあるという。「体重に関しては、皆さん相当ナーバスになっています」と小林会長は厳しい表情。

 今後は東協会の健康管理委員会やプロモーター委員会で協議を重ね、日本プロボクシング協会にあげてまとめ、そしてJBCに要望書として提出する流れとなる。またJBCのほうでも医事講習会を6月にも開催する予定という。

JPBA head hopes to see penalties toughen for boxer failing to clear official weigh-in

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  Japan Pro Boxing Association President Shoji Kobayashi said after the association’s regular executive meeting on May 21 in Tokyo that the association will continue to ask Japan Boxing Commission to strengthen penalties for boxers failing to clear official weigh-ins for their fights.

JPBA head Kobayashi

  There have recently been frequent occurrences of boxers failing to clear such weigh-ins.

  According to Kobayashi, JPBA is poised to submit a written request to JBC, including the idea to move forward the time when a boxer can weigh in on the morning of a match day after failing to clear an official weigh-in on the preceding day, prolonging the suspension period of such boxer’s license, etc.

  ‘’Everybody is very nervous about the matter of overweight,’’ added Kobayashi, head of Celes Boxing Sports Gym.

  In this connection, JBC is said to be scheduled to host a medical workshop next month.

ウシクとフューリーのヘビー級4団体統一戦 少なくとも2000万人が違法視聴か

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 イギリスのデイリー・メール紙がストリーミング配信の違法視聴について興味深い報道――。それによると先週、サウジアラビアで行われたヘビー級4団体統一戦、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がタイソン・フューリー(英)に競り勝った試合は、少なくとも2000万人が違法ストリーミングで視聴したという。

先週末の試合から

 分析会社であるイールド・セック・フォー・メール・スポーツ社は、試合の模様が2000以上の異なる場所から配信されていた証拠を見つけたという。イギリスでは、放映権を持つスカイスポーツ、TNTスポーツ、DAZNが25ポンド(約4875円)でPPV中継したが、違法視聴で放映権者が被った損害は9500万ポンド(185億2500万円)に上ると計算した。

 メール・スポーツ社の調査は、各ストリームを1人だけが視聴しているという前提なので、実際に違法ストリーミングを利用した視聴者の数は2000万人をはるかに上回っていた可能性もあるという。

 違法ストリーミングを地域別にみると、ヨーロッパ45%、北米25%、アジア16%だった。

 DAZNはメール・スポーツの取材に対し、「被害者のいない犯罪のように見えるかもしれなが、犯罪者ネットネットワークが違法ストリーミングを提供し、視聴することによってフィッシング詐欺にあったり、個人情報が盗まれたりする危険性がある」と指摘し、違法ストリーミング視聴が危険なものであると警告している。 Photo by Mikey Williams/Top Rank

元プロボクサー袴田厳さん再審結審 ボクシング関係者も静岡で訴え

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 元プロボクサーの袴田巌さんの裁判をやり直す再審公判が22日、静岡地裁で結審した。ボクシング関係者は静岡に乗り込み、袴田さんの無罪を訴えた。判決は9月26日。

左から松岡、新田、本田の各会長

 この日の裁判で検察側は袴田さんが犯人だとして死刑を求刑。弁護側は捜査機関が証拠をねつ造したとして無罪を訴えた。

 静岡入りした日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会の新田渉世会長、松岡修会長、本田秀伸会長は裁判の傍聴にトライ。抽選で外れて傍聴はならなかったが、街頭演説を行い、袴田支援オリジナル缶バッジを配って募金活動をするなど、事件を広く知ってもらうよう市民に呼びかけた。

 1966年の事件発生から58年。袴田さんの姉、ひで子さんは最終意見陳述で「厳を人間らしく過ごさせてくださいますよう、お願い申し上げます」と訴えた。ひで子さんは91歳、厳さんは88歳だ。

左から松岡、新田、本田の各会長

マルティネスがWBCフライ級王座返上 3団体空位で王者はWBAユーリ阿久井政悟だけ

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 WBCフライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ=写真)が王座を返上。今後はS・フライ級に進出する。WBCが発表した。

 29歳のマルティネスは19年12月、クリストファー・ロサレス(ニカラグア)との王座決定戦を制してWBCフライ級王座を獲得し、5度の防衛に成功した。22年3月にはベルトを保持したまま1階級上げ、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の相手を務めて敗れた。21勝15KO3敗。

 フライ級はジェシー“バム”ロドリゲス(米)がIBFとWBO王座を返上、クラスを上げて6月29日、WBC・S・フライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に挑戦する。マルティネスの返上により3団体が空位となり、チャンピオンはWBAのユーリ阿久井政悟(倉敷守安)だけとなった。

 フライ級の日本人世界ランカーは加納陸(大成=WBO1位)、京口紘人(ワタナベ=WBA2位、WBC10位、IBF4位)、桑原拓(大橋=WBA3位)、畑中建人(畑中=IBF&WBO13位)、飯村樹輝弥(角海老宝石)の5人。Photo by SUMIO YAMADA

Prosecutors want death penalty in Hakamada’s retrial, defense calls for acquittal, ruling set on Sept. 26

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  Prosecutors demanded the death penalty at Shizuoka District Court on May 22 in the retrial of Iwao Hakamada, whose death sentence was finalized in 1980 over a 1966 quadruple murder in the central Japanese city of Shizuoka.

(from L) ‘Free Hakamada’ movement members: Shu Boxing Gym head Osamu Matsuoka, Kawasaki Nitta Boxing Gym head Shosei Nitta and Kanagawa Atsumi Boxing Gym head Hidenobu Honda

The prosecutors said the 88-year-old Hakamada “committed the crimes” in their closing statements at the court. Hakamada, a former professional boxer, spent nearly 50 years behind bars but was released from the Tokyo Detention House in March 2014 under a Shizuoka district court ruling due to the defendants’ petition for retrial.

The prosecutors’ decision to argue for Hakamada’s conviction in the retrial runs counter to the opinions of the defense team, who had called for a swift acquittal as the investigative authority ‘’fabricated evidence’’ and asked for their apology (for Hakamada).

The retrial of Hakamada concluded on the day, and the ruling was set to be handed down on Sept. 26.

The prosecutors said, ‘’It was a cruel and brutal crime based on a strong murderous intention.’’ Though Hakamada was exempted from attending the retrial proceedings due to his deteriorated mental state after having been incarcerated for such a long period, ‘’that does not affect his sentencing as punishment should be decided based on his liability for the crime.’’

Though Hakamada was released in 2014, he has still been stigmatized as a death-row inmate. According to the then police, Hakamada stabbed to death four family members at a soybean paste shop on June 30, 1966 in Shizuoka Prefecture’s Shimizu Ward (now the city of Shizuoka) in an attempt to steal money, and then set fire to the shop after pouring gasoline on the bodies.

His retrial began last October after the Tokyo High Court reversed course and ordered the district court to retry him in March 2023, citing the unreliability of the main evidence used.

The main focal point between the defense and prosecution was the color of the blood-soaked five items of clothing, believed to be those of Hakamada as they were found in a miso tank a little more than a year after the murder case.

When they were found, the redness of the bloodstain was seen. But the defense argued about the color, saying it is impossible for those clothes to maintain redness as long as more than a year in the tank. They bloodstain should turn black. The defense said it had been fabricated by a third party shortly before the clothes were found, while the prosecution side maintained that redness can be retained based on its own experiments.

The high court said there was a strong possibility the five pieces of blood-stained clothing that Hakamada was alleged to have worn during the incident had been planted by investigators in the tank of miso soybean paste they were found in. 

In their closing statements, prosecutors said the clothes belonged to Hakamada, who was working as a live-in employee at the miso shop. The high court’s claim that the prosecution fabricated the evidence has “no reasonable grounds,” they said.

At the end of the retrial, Hideko Hakamada, a sister of Iwao Hakamada, entered the witness stand and said, ‘’I have been fighting for freeing my brother for 58 years. I am now 91-years-old and Iwao is 88. I am afraid we don’t have that much time left. It is hoped that my younger brother Iwao can spend his life humanly.’’

By the same token, one of the prosecutors read out a statement of a bereaved family member of the victims prior to the start of the prosecutors’ closing arguments, “I want the truth will be revealed. I hope the fact that four precious lives have been claimed is not forgotten.”

WBCバンタム級王者の中谷潤人が渡米 夏の防衛戦に向けて40日合宿「動ける体つくる」

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 WBCバンタム級チャンピオンの中谷潤人(M.T)が23日、7月に予定している次期防衛戦に向けて弟の龍人マネジャーと渡米。出発前の羽田空港でメディアの取材に応じた。帰国は7月3日の予定。

笑顔で旅立つ中谷

 中谷は2月にWBC王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)を6回TKOで完勝し、転級初戦で3階級制覇を達成。初めてリング誌のパウンド・フォー・パウンド・ランキング入り(10位)を果たすなど一段と評価を高めた。

 既に日本でゴルフ場ミニキャンプをこなし、ジムワークも重ねてきた。週1回のフィジカルトレーニングは、「筋肉量を増やし過ぎないように瞬発系が中心」という内容で、「普段体重は変わらないけど、体が大きくなったと言われる」というから、バンタム級によりフィットした体ができてきたのだろう。

 ルディ・エルナンデス、岡辺大介の両トレーナーが待つロサンゼルスでは、いよいよ本格的な実戦練習に入る。中谷は「3分×16ラウンドとか、1ラウンド5分とか、対応力をつける練習があると思う」と苦笑いしながら「しっかりしごいてもらって、動ける体を作りたい」と意欲を見せた。

 試合はまだ発表されていないが、次戦は7月、同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)との初防衛戦が有力。アストロラビオは19勝14KO4敗の27歳で、昨年5月にジェーソン・モロニー(豪州)とのWBOバンタム級王座決定戦に判定負けしており、世界タイトル再挑戦に燃えている。

 中谷は「真っ直ぐよりもフック系に自信を持っている印象」とアストロラビを評した上で、「どんな展開になってもしっかり対応したい」と初防衛戦も完勝してみせる意気込みだ。

WBC bantamweight champ Nakatani leaves for L.A. for 40-day training camp for July title defense

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  Newly crowned World Boxing Council bantamweight champion Junto Nakatani of M.T Boxing Gym and his manager and younger brother Ryuto Nakatani left for Los Angeles on May 23 for a 40-day training camp there in preparation for his planned title defense against top-ranked Vincent Astrolabio of the Philippines in July in Tokyo.

Nakatani leaves for U.S. with smile

  While the gym has not yet made an official announcement of the fight, the WBC said in its official website on May 15 that the 26-year-old Nakatani will make his first defense of the title he captured with a sixth-round technical knockout over Alexandro Santiago of Mexico in this past February at Tokyo’s Ariake Arena.

  Nakatani, a three-weight world champion who was recently ranked 10th in the pound-for-pound rankings by the prestigious Ring Magazine, told reporters at Haneda Airport in Tokyo that he will have the full-fledged training camp by sitting at the feet of U.S. trainer Rudy Hernandez and Japanese trainer Daisuke Okabe who lives there, just like before. He is expected to return to Japan on July 3.

  The left-handed Nakatani is undefeated in his 27 bouts, 20 by KO, while the 27-year-old Astrolabio has a record of 19 wins, including 14 KOs, against four losses. Astrolabio dropped a majority decision to Jason Moloney of Australia for the then vacant World Boxing Organization bantamweight title a year ago.

ブリッジャー級2代目王者ロゼンスキー あす前クルーザー級王者オコリーとV1戦

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 WBCブリッジャー王者ルカシュ・ロゼンスキー(ポーランド)が明日24日(日本時間25日)ポーランドのジェシュフで、前WBOクルーザー級王者ローレンス・オコリー(英)を迎えて防衛戦を行う。23日に行われた計量でロゼンスキーは223ポンド(101.15キロ)、オコリーは223.5ポンド(101.38キロ)をマークしリミットの224ポンドをクリアした。

 クルーザー級とヘビー級の間に設けられたブリッジャー級のWBC初代王者オスカル・リバス(コロンビア/カナダ)がベルトを返上。昨年4月、アレン・バビック(クロアチア)と空位の王座を争ったロゼンスキー(15勝14KO無敗=38)が初回KO勝ちで戴冠した。バビック戦に続く地元リングで英国人を迎え撃つ。

 オコリー(19勝14KO1敗=31)はプロ16戦目でWBOクルーザー級王者に就き3度防衛。一時、同級統一王者の本命とも見られたが、1年前、同じ英国のクリス・ビラム・スミスに判定負けで無冠に。スミス戦からダイレクトにブリッジャー級王座に挑む。強打者同士のスリリングな一戦が期待できそうだ。

 WBCに追従しWBAもブリッジャー級を新設し、エフゲニー・ティシュチェンコ(ロシア)が王者に就いている。

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