第555回ダイナミックグローブが4日、後楽園ホールで行われ、メインのS・フェザー級10回戦は、元日本同級王者で現5位の金子大樹(横浜光)が同6位の高畑里望(ドリーム)に3-0判定勝ち。セミの日本S・フェザー級対決は14位の末吉大(帝拳)が9位の江藤伸悟(白井・具志堅S)にこちらも3-0判定勝ちした。 ◇S・フェザー級10回戦 金子大樹(横浜光)[3-0(98-91×3)]高畑里望(ドリーム) パワーで勝る金子がスタートからアグレッシブに長身の高畑を追い込んでいった。2回に近距離で右を打ち下ろすと高畑の身体がロープにもたれてダウンの宣告。高畑はこのピンチをなんとかしのくと、ボディブローやアッパーで金子に向かっていった。中盤は小さなパンチのヒット数で高畑が勝り、金子は6回に高畑をグラつかせるなど一発で上回るが、左目周辺を腫らすなど被弾が多くなってきた。ややペースダウンした金子は8回から再び距離を詰めて高畑に肉薄。最終回は右を効かせて見せ場を作ったが、高畑に粘られた。金子は23勝15KO5敗3分。高畑は12勝4KO7敗1分。 ◇132ポンド8回戦 末吉大(帝拳)[3-0(77-75、78-75、78-74)]江藤伸悟(白井・具志堅S) 昨年12月にOPBF・S・フェザー級王者の伊藤雅雪(伴流)に敗れて以来のリングとなる江藤が、8連勝中と勢いに乗る末吉を迎えた。互いに手数が少ない前半戦だったが、それでもジャブで上回った末吉が4回から右も決めるなどリズムをつかんだ。動いてジャブを打つ末吉に対し、パンチを出せない江藤は7、8回と前に出たが及ばなかった。末吉は12勝7KO1敗。江藤は17勝9KO5敗1分。 ◇L・フライ級8回戦 大野兼資(帝拳)[TKO8回1分30秒]須田拓弥(沼田) WBA・L・フライ級15位、日本同級12位のサウスポー大野と日本ミニマム級8位のベテラン須田が対戦。大野は2回に右目をカットし、打撃戦に打って出た。ここは須田も応戦してパンチを決めるシーンもあったが、後半は大野が顔面への左とボディ攻めで優勢に試合を進めた。8回に大野の左が決まったところでストップ。大野は11勝6KO1敗。須田は12勝3KO12敗2分。 ◇ライト級8回戦 野口将志(船橋ドラゴン)[3-0(78-73×3、79-72)]斉藤正樹(TEAM10COUNT) ...
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