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Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
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“神の左”山中慎介が語るパッキャオの魅力と復帰戦

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 6階級制覇を成し遂げたマニー・パッキャオ(37=フィリピン)が11月5日(日本時間6日)、米ラスベガスのトーマス&マックセンターでWBO世界ウェルター級王者ジェシー・バルガス(27=アメリカ)に挑む。今年4月の試合を最後に一度はグローブを壁に吊るしたパッキャオにとっては、7ヵ月ぶりの復帰戦。世界的に注目度の高い一戦を、WBC世界バンタム級王座を11度防衛中の山中慎介(34=帝拳)が占った。 「7ヵ月の空白は問題ない」  パッキャオは今年4月、過去1勝1敗のライバル、ティモシー・ブラッドリー(米)との決着戦に臨み、2度のダウンを奪って圧勝した。戦前から宣言していたとおり試合後には引退を表明し、5月にはフィリピンの上院議員選挙に出馬して当選を果たした。しかし、その前後から「いまは引退するけれど、本心を言えば戦い続けたい気持ちはある」と複雑な胸中を明かしてもいた。  したがって戦線復帰のニュースを聞いて驚いた人は意外に少ないのかもしれない。山中も「ブラッドリー戦を見た誰もが『まだまだ現役のトップとしてやっていける』と思ったでしょう。自分を含めパッキャオの試合を見たいファンは多いし、嬉しいですね」と復帰を歓迎している。  気になるのは7ヵ月というブランク、そして議員活動とトレーニングの両立だが、山中は「4月以降、どんな生活を送ってきたかということは分からないが」と前置きしたうえで、「ボクサーにとっての7ヵ月はブランクというほどの期間ではないし、まったく問題ないと思います。練習も新たな気持ちで再開したんじゃないですかね」と推測した。 「パッキャオの力が存分に発揮される」  今回の復帰に関し、パッキャオは記者会見で「支えてくれる皆さんに恩返ししたい。ボクシングを続けながら(フィリピンの)国民を救えるということを証明する」と話している。これを聞いた山中は「自分の場合は(ボクシングに専念して)11回の防衛に成功したけれど、ほかのことをやりながら……ということは考えられないですね」と舌を巻く。  対戦相手のジェシー・バルガス(アメリカ)は身長178センチ、リーチ180センチと大柄で、パッキャオよりもそれぞれ12センチ、10センチ上回っている。経験値ではパッキャオに及ばないが、S・ライト級とウェルター級の2階級を制覇した実績を持つ。破壊力のある右ス...

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