日本バンタム級3位の赤穂亮(横浜光)が19日、後楽園ホールの「ダイナマイトパンチ100」のメインイベント、54.5キロ契約8回戦で、日本S・フライ級8位の白石豊土(協栄)に3-0判定勝ち。昨年8月、タイでWBO同級王者プンルアン・ソーシンユー(タイ)に敗れて以来の試合に勝利した。スコアは77-76、78-74、79-72。 両者は2011年12月以来、4年5ヵ月ぶりの再戦。9ヵ月ぶりのリングとなる赤穂が初回から自慢の強打を振り回し、白石はいきなりコーナーでヒザが折れる立ち上がり。赤穂が一気に仕留めるかに見えたが、白石はガードを固めながら立て直しを図った。 その後も赤穂は強打を振り回し、左ボディブローを決めたが、白石も顔面へのパンチは見切るようになり、派手さでは見劣りするものの、逆に右をヒットさせ、ボディ攻撃も見せて抵抗。白石は6回にダウン寸前に追い込まれたが、必死にエスケイプ。7、8回は攻めて会場を盛り上げた。昨年12月、自らの体調不良で白石戦を中止にしてしまった赤穂は今回も試合2週間前に40度の熱が出て万全ではなかったとのこと。「倒せずファンに申し訳ない」と語った赤穂は」27勝18KO2敗2分。連敗の白石は25勝12KO10敗3分。 ◇ウェルター級8回戦 松永宏信(横浜光)[TKO5回15秒]佐々木左之介(ワタナベ) 日本S・ウェルター級7位のサウスポー松永は2回、右フックをカウンターで決めて元日本ミドル級王者の佐々木を横倒しにした。佐々木はここから思い切り左右のパンチを振るっていったが、松永は打ち合いを慎重に避けた。4回、佐々木がレスリング行為で減点1位を課せられたあとに、松永の左が決まって佐々木がダウン。ここはゴングに救われたが、5回早々に松永が攻めたところで主審が割って入った。松永は10勝5KO1敗。2年のブランクを作って昨年4月にフックした佐々木はこれで4連敗。戦績は11勝5KO5敗。 ◇51.5キロ8回戦 松山真虎(ワタナベ)[負傷判定7回43秒2-1(68-66、69-64、66-67)]大平真史(マナベ) 日本フライ級7位の大平はよく動き、初回に右カウンターを決めるなどやや優勢という立ち上がり。松山は3回からプレスを強め、右と左ボディブローで大平に迫った。3回に偶然のバッティングで大平が左目上部をカット。ともに決定打は出ないまま...
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