WBO世界ミニマム級王座決定12回戦、WBO女子世界L・フライ級王座決定10回戦(20日・兵庫県三田市駒ヶ谷公園体育館)に出場する4選手の予備検診が18日、三田市の大成ジムで行われた。4選手はともに体調は良く、2日後のゴングを待つばかり。 WBO世界ミニマム級王座決定戦で争う同級1位、18歳の加納陸(大成)は初の世界戦の検診。リーチが5月の試合時より2センチ伸び、身長も2センチ高くなっていた。「今朝、体重を量ったらリミットだったので、少し水を飲んだ。とても調子はいいし緊張していない」と笑顔を見せた。 丸元大成会長は「陸は伸び盛りだなあ。ベストコンディションで試合に臨めると思う。(立場は)チャレンジャーなので、チャレンジャーらしい戦いをさせたい」と力を込め、加納は「ポイントをとってベルトを奪いにいきます」と18歳9か月4日の国内最年少王者へ気合を込めた。 同級2位の高山勝成(仲里)は今回が世界戦16度目とあって落ち着き払っていた。試合に備えて和歌山・白浜温泉で練習の疲れを落とし、懐石料理を味わってきたそうだ。「体重もあと1キロに絞れているし、加納のリーチが長いのも問題ない。リングでやりたいことをやるだけです」と4団体を制覇した貫禄を漂わせた。 女子の前OPBF・L・フライ級王者、竹中佳(高砂)、WBOアジア・パシフィックL・フライ級王者、ルイス・ホートン(オーストラリア)はともに初の世界戦。竹中は「相手は明るい感じで、自信を持っているように見える。思ったより筋肉質で下半身もしっかりしているようだ」と緊張気味に初めて対戦相手を見た印象を話した。フィリピン人の母を持つホートンは「身長の高い選手と114ラウンドのスパーリングを積んできた。2日前に日本に来てサシミも食べ、おいしかった」と笑顔を何度も見せていた。検診の結果は以下の通り。 加納 高山 身長 162.0cm 158.0cm 首周り 33.0cm 33.0cm 胸囲 85.0cm 86.0cm リーチ 167.0cm 158.5cm ナックル 左24.0cm 左24.5cm 左26.0cm 右24.0cm 血圧 112/82 117/76 脈拍 61 59 体温 36.5度 37.1度 ...
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