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Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
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柴田直子がIBF王座V5、古川夢乃歌がWBA新王者

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 女子ダブル世界タイトルマッチが13日、埼玉県草加市文化会館ホールで行われ、メインのIBF女子世界L・フライ級タイトルマッチは、王者の柴田直子(ワールドS)が挑戦者2位のマリア・サリナス(メキシコ)に2-0の判定勝ちで5度目の防衛に成功した。セミのWBA女子世界L・ミニマム級王座決定戦は、同級2位の古川夢乃歌(ワタナベ)が同級3位の西村聡美(折尾)を3回1分59秒TKOに下し、世界初挑戦で栄冠を手にした。WBC女子アトム級王座を16度防衛中の小関桃(青木)はノンタイトル戦に快勝した。 ◇IBF女子世界L・フライ級タイトルマッチ 柴田直子(ワールドS)[判定2-0(96-94×2、95-95)]マリア・サリナス(メキシコ)  両者は昨年10月以来の再戦。そのときは引き分けで柴田が辛くも防衛に成功した。「決着をつけることが自分のモチベーションだった」という柴田に対し、悔しい思いをしているサリナスもまた強い気持ちでこの一戦に臨んでいた。開始からサウスポーのサリナスが荒々しくパンチを打ち込み、王者を後退させる。「前回よりもパワーが増していたので少しビビった」と振り返った柴田だったが、相手が出てくることは織り込み済み。その勢いに押され、立ち遅れてしまった前回を教訓に「気持ちで逃げずにコンパクトに右を合わせる」ことをテーマにしていたという柴田は2回、3回と右を要所に巧打し、タイミングをつかんだようにも見えた。  しかし、サリナスの力強いアタックは止まらない。パワーパンチを上下に打ち込み続け、中盤にかけて柴田には我慢のラウンドが続いた。その中で効果を発揮したのがボディだった。はっきりと流れが変わったのは7回。立ち上がりの右ボディストレートに続き、左ボディーもねじ込むと挑戦者はたまらず後退。思いきりよく振ってくる相手に対し、ボディー打ちはリスクも伴うが、8回後半にもボディを効かせてサリナスを追い込んだ柴田は「倒せるチャンスがあったのに」と試合後、悔しがった。 「インターバルにKOしたいと言ってきた。その気迫が良かったんじゃないか」と藤原俊志トレーナー。サリナスも最後まで前に出たが、柴田のボディで終盤は明らかに動きが鈍った。最終10回は打ち合いの中で柴田が右を的確に当てて、試合終了のゴング。韓国のジャッジ1者がドローとつけたが、柴田が終盤を押さえ、勝利を決定づけた印象だっ...

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