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Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
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飯村樹輝弥が雪辱&初防衛 ドミンゴに3-0判定

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 3日夜、後楽園ホールで行われたOPBFフライ級タイトルマッチは、チャンピオン飯村樹輝弥(角海老宝石)が挑戦者1位エスネス・ドミンゴ(比)に12回3-0判定勝ち。タイトルの初防衛に成功すると同時に、飯村はプロ4戦目(22年10月)でドミンゴに敗れた借りを返した。

ドミンゴを退け初防衛をとげた飯村㊨

 開始から飯村は距離を絶妙に操りつつ左ボディーを好打した。一方、ドミンゴは空振りも目立つが左フックを合わせていき、2回には不意に繰り出した右アッパーで飯村のバランスを乱す。軽量級らしいキビキビした攻防が繰り広げられた。

 3回、ドミンゴが踏み込んで放った右ストレートが深く入ったが、飯村は冷静に左をついて大崩れはしない。飯村もドミンゴの強打から身を守りつつ素早い攻め込みで譲らない。序盤を終了してアナウンスされた途中採点はまったくの五分だった(39-37、37-39、38-38)。

 中盤に入ると、テンポを緩めない飯村に比べ、ドミンゴがややペースダウンして見える。飯村は2発3発とまとめてはドミンゴの打ち返しを外すだけでなく、時に思い切った右カウンターも効果的だった。

 7回の飯村は左ボディーをダブル、トリプルと繰り出して右のオーバーハンド。8回終了後のスコアは77-75、77-75、75-77で飯村優勢ながら、ドミンゴもあきらめてはおらず、まだ安全圏とはいえない小差。

 9回、飯村はワンツー、スリーと好打。ドミンゴの動きを一瞬止めた。その後も右カウンターやしっかりとした防御で最後までドミンゴに逆転を許さなかった。終盤に引き離し、最終的なスコアは117-111、117-111、115-113。よく守り、よく攻めた飯村が明白に勝利した。

 飯村の戦績は9勝2KO1敗。ドミンゴは21勝13KO3敗。


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